9月14日(金)、歌手の加藤登紀子さんと懇談しました。
島根県は、農業生産における環境負荷軽減と農業のもつ資源循環機能の維持増進を図るため、そして、豊かで清涼な自然が残り、有機農業に関する先進的な取り組みを有する特徴を生かすため、有機農業の推進に取り組んでいます。
県ではこのたび、有機農業への関心が深く自らも有機農業に関する活動を行っている県外の著名人を「しまね有機農業大使」に委嘱し、県が行う有機農業の推進活動へのご協力をいただく仕組みを設けることとしました。
その第1号として、歌手の加藤登紀子さんに「大使」への就任を依頼することになりました。
加藤登紀子さんは、全国各地のコンサートで自然とのふれ合いや命をはぐくむ力の大切さなどを提唱されるとともに、夫と開墾した「鴨川自然王国」で、自ら有機農業等の実践農場の経営をしておられます。また、島根県にもプライベートを含め何度も訪れられており、島根への深い憧憬をもっておられます。
この日、島根県を来訪された加藤さんが知事を訪問されました。
(写真:懇談の様子)
知事から、「有機農業の先駆者である加藤さんに、『しまね有機農業大使』として活動をしていただければ、多くの人に有機農業に対する良い影響を与えていただけるものと思います。」と、大使就任を依頼したところ、加藤さんから「分かりました。コンサートなどでアピールしたいと思います。」とご快諾をいただきました。
その後の懇談で、加藤さんは「日本の有機農業は、世界でも高い水準にあります。県が有機農業を推進されておられることはすばらしい事で、島根の有機農業はこれからの農業のモデルになると思います。」と、県の取り組みについて語られました。
知事は、「島根県は中山間地域が多い土地柄です。平坦地に乏しいため、機械化した大規模農業の展開は難しいところもありますが、逆に有機農業には向いています。」と述べるとともに、「島根には歴史もあり、豊かな自然もあります。コンサートなどを通じて、島根の有機農業をどんどん広めていただきたいと思います。」と、加藤さんの今後の活動に期待を寄せました。
なお、加藤さんは、10月12日に島根県民会館で「オーガニック・コンサート in しまね」を開催されます。
(写真:懇談の様子)
お問い合わせ先
広聴広報課県民対話室
島根県政策企画局広聴広報課県民対話室 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5770、6501 【FAX】0852-22-6025