８月７日、土砂災害防止功労者国土交通大臣表彰受賞者の皆さんと懇談

　国土交通省では、「土砂災害防止月間」の行事の一環として、土砂災害防止に関して顕著な功績があった個人及び団体に対して、大臣表彰を行っておられます。今年度は、個人２名と５団体が選ばれ、このうち、島根県から、「久野地区振興会」（雲南市）が受賞されました。

　久野地区振興会は、県の砂防工事により整備した大東長谷川(だいとうながたにがわ)及びこの河川と一体的に整備されたレクリェーション施設「かみくの桃源郷」を中心に、完成以降、今日まで１８年間にわたり美化清掃活動を実施され、日頃から施設の適切な維持管理に努めておられます。

　また、毎年「かみくの桃源郷まつり」を地域主催で開催するなど、この砂防施設をうまく地域づくりに生かし大事にされています。

（写真：懇談の様子）

　久野地区振興会会長の中西さんは、「かみくの桃源郷には、コテージや移築した古民家、川の遊び場などがあります。地区外からたくさんの人が来てくれて、特に夏のこの時期は賑わっています。久野の地区民みんなで草刈りしています。」と、取り組みの様子を話されました。

　知事は、「このたびは大臣表彰受賞おめでとうございます。県で整備したところが地元の宝として大切にされていて、うれしく思います。『桃源郷』とはいい名前ですね。三刀屋木次ＩＣからもそう遠くないですから、これからも多くの方に親しまれるといいですね。土砂災害の防止に向け、今後ともご協力いただきますようお願いします。」と述べ、久野地区振興会の皆さんのご努力に対し敬意を表しました。

（写真：皆さんと）