７月８日（日）、飯南高校の生徒の皆さんと懇談しました。

　島根県立飯南高等学校は、飯南町にある生徒数約１８０名の学校です。周囲には琴引山や大万木山などがあり、緑あふれる自然豊かな環境の中に立地しています。また、町内にある二つの中学校と一体となった教育活動を展開するなど、地元と強く結びついています。

　この日、町内にある島根県県民の森で、飯南町の「良いとこ探し」や「抱える問題点の解決」の取材に取り組んできた報道部員など生徒の皆さんと、「飯南町の良いところから島根県の発展へ」をテーマに懇談しました。

　最初に、報道部が制作した、町の活性化に取り組む人のインタビューをまとめた「魅力インタビュー」を鑑賞しました。

 

（写真：懇談の様子）

 

　続く懇談では、生徒から「取材して感じたことは、町外から来た人は町の良いところがよく分かっています。かえって、町内出身の人は良いところを感じていないと思います。」「町の良いところとそうでないところは紙一重です。良くないと思われるところも含めて、飯南町が好かれるようになれば良いと思います。」「基本的には、今のままで良いと思います。変えてしまうと、飯南町の特色がなくなってしまいます。」などの意見が出ました。

　また、「地元で就職を希望する人も結構います。」「県外の学校に進学しますが、島根に帰って来たいと考えています。」など、卒業後の進路についても話してくれました。

 

（写真：皆さんと）

 

  知事は、「自分が住んでいるところの良さは、なかなか分かりません。地域の良いところを掘り起こし、住民の人に知ってもらう取り組みを続けて欲しいと思います。」「時代の流れが変わり、豊かな自然や文化がある田舎で生活したいと思う人が増えています。また、交通や情報網の発達により、地方でも働き場が増えてきています。県では、地元に住み続けることができるような環境づくりに力を入れています。」と述べるとともに、「普段から、『様々な経験をすること』『広く、人と交わること』『競争をすること』『外の世界を知ること』を頭に入れて、高校生活を過ごして欲しいと思います」と、生徒たちを激励しました。

 

（写真：皆さんと）