6月11日(月)、華道家元池坊島根県連合支部の皆さんと懇談しました。
華道家元池坊は京都で発祥し、室町時代以降、日本の伝統文化である生け花を連綿と伝えておられます。今年、池坊が歴史上の記録に登場してから550年の節目を迎えられました。
池坊では、それを記念して、いけばな池坊550年祭として各種のイベントなどを開催しておられます。その一環として、全国各地の特産の木や花が見頃を迎えるころに、生け花にして発表するという「全国47都道府県のいけばな」を取り組まれています。
この日、華道家元池坊島根県連合支部の皆さんが知事を訪問され、島根県産のバラやトルコギキョウなどを使って創作された「島根県のいけばな」を届けられました。
(写真:懇談の様子)
懇談では、「島根県のいけばな」について、「初夏をイメージできるように仕上げました。約束事にこだわらず自由な形を作ることができる『自由花』といわれるスタイルの作品です。」などの説明がありました。
また、県連合支部のPR大使を務める横田高校華道部の生徒からは、「入学式や卒業式における花の飾り付けや学園祭における展示などの校内行事に加え、校外の催しにも参加しています。これからも、花を通じて日本の文化を学び、そして伝えていきたいと思います。」と、生け花に対する意気込みを語っていただきました。
(写真:花を挿す知事)
知事は、「家の中に花があると、気分も違ってきます。昔から、人を招いたり招かれたりする中で、花の文化が発達していったのではないかと思います。皆さまには、これからも文化の担い手としてがんばっていただきたいと思います。」と、今後の活躍に期待を寄せました。
(写真:皆さんと)
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