6月11日(月)、作家・若倉雅登さんと懇談しました。
小説「高津川 日本初の女性眼科医 右田アサ」を執筆された、作家で井上眼科病院名誉院長の若倉雅登さんが、作品の紹介を兼ねて、主人公右田アサの出身地であり、小説の舞台ともなった島根県を訪問されました。
この小説では、明治時代に、数多くの困難を乗り越えて日本初の女性眼科医となった右田アサ(益田市生まれ)のひたむきな姿勢が描かれています。
(写真:懇談の様子)
懇談で、若倉さんは、「小説では、右田アサが、女性差別などの困難に立ち向かいながら日本初の女性眼科医となった姿を描いています。26歳という若さで亡くなられたので、小説でよみがえらせたいと思い、執筆しました。この本が、頑張る女性への応援歌になればよいと思っています。」と、作品に込めた思いを話されました。
知事は、「島根の先人を取り上げていただき、ありがとうございます。右田さんは当時相当苦労して眼科医になられたことと思います。県では、医療の確保が重要な課題です。奨学金制度などによる担い手確保や、医者という職業に子どもの頃からなじみを持ってもらえるよう病院見学の実施などに取り組んでいますが、女性が働きやすい環境を作ることも大事だと考えています。」と述べました。
(写真:懇談の様子)
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