6月8日(金)、ソプラノ歌手の下垣真希さんと懇談しました。
ソプラノ歌手で遣島使の下垣真希さんが、知事を訪問されました。島根県出身の下垣さんは、現在愛知県に在住で、「命と平和の尊さ」をテーマに各地でコンサートを行っておられます。「長崎の鐘」の原作者である永井隆博士の平和への祈りを歌と語りでつづった「わが心の歌 長崎の鐘」は大きな反響を呼び、2008年に長崎市で行われた永井隆博士生誕100年の記念式典でも公演されました。永井隆博士は、島根県雲南市出身で、「己の如く人を愛せよ」という言葉を生活の指針に一生を貫き、「平和を」を悲願とし世界に訴え続け、「真理の探究」に命を捧げられた方です。
(写真:懇談の様子)
懇談では、「先般、ドイツでコンサートをしました。日本の音楽はメッセージ性の高いものが多く、また、ドイツの方は、自然とともに生きてきた日本人への尊敬の念を持ってくれていて、一生懸命に歌を聴いてくれました。永井隆先生のことも伝えてきました。東日本大震災を機に、人間の根っこの部分を大切にする人が増えてきたように思います。文化と人材を育てることが大事です。世界に通じるメッセージを残しておられる永井隆先生のことを、もっと多くの方に伝えていきたいです。」と、最近の活動の様子や永井隆先生への思いを話してくださいました。
知事は、「下垣さんの歌はヨーロッパでも共感されているのですね。ヨーロッパの人々が日本に対して感じる魅力の1つが文化だと思います。ますますのご活躍を期待しています」と述べました。
(写真:懇談の様子)
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