5月28日(月)、「佐陀神能保存会」の皆さんと懇談しました。
松江市鹿島町の佐太神社の祭礼の1つに、9月24日の夜に行われる御座替(ござがえ)神事があります。この当日及び翌日の例祭等で舞われる神楽が、重要無形民俗文化財「佐陀神能」です。佐陀神能は、平成23年11月にユネスコ無形文化遺産への登録が決定しました。このたび、その登録認定書が文化庁長官から「佐陀神能保存会」に伝達されました。佐陀神能保存会の皆さんは、400年近い伝統がある佐陀神能を受け継ぎ、後世に伝えていこうと活動をされています。
(写真:懇談の様子)
佐陀神能保存会の皆さんとの懇談では、「昔は録画・録音するものもなかったので、目と耳と口で受け継がれてきました。録画・録音をすることができるようになっても、細かいところは直接指導しないと正しく伝わりません。後継者の育成は難しいですが、少しずつ興味を持ってくれる人がいます。先日も高校生が見に来てくれました。」と、保存の難しさや若い世代への関心の広がりについて話してくださいました。
(写真:懇談の様子)
知事は、「島根の伝統的な文化が世界的に評価され、大変うれしいです。産業技術の分野でも、機械化ができず、手作業によらなければ製品を完成させることができないことがよくあります。これには蓄積された経験が必要です。文化も産業技術も、職人的な技によって継承されるという意味で似ています。これからも、機会をとらえて県も積極的にPRしましょう。」と述べました。
(写真:皆さんと)
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