5月21日(月)、文部科学大臣表彰を受賞された皆さんと懇談しました。
読書活動の推進について特色ある優れた取り組みを行っている学校、図書館及び団体(個人)に対して、毎年度、文部科学大臣が表彰を行っています。
今年度は、島根県から、おはなしさんぽ(出雲市)、出雲市立ひかわ図書館、海士町立福井小学校、邑南町立石見中学校及び島根県立松江南高等学校が受賞されました。
その報告のため、受賞者の皆さんが知事を訪問されました。
懇談では、「こちらからアクションを起こさないと、なかなか本を借りてくれません。そこで、『おたのしみ袋』の中に数冊の本を入れ、利用者が袋ごと借りていく、という企画を初めて行いました。どのくらい借りていただけるのか心配でしたが、用意した袋のほとんどを借りてくれました。」「探究型・体験型の学習を取り入れています。図書室で発表するための材料を集め、それらをまとめた上で、発表します。一連の過程で、読解力、論理的思考力、プレゼンテーション能力などが培われます。」など、図書館を活用した活動の内容をお聞きしました。
(写真:懇談の様子)
また、「生後4ヶ月の赤ちゃんに絵本を読み聞かせていますが、赤ちゃんは実によく反応します。子育て中の方には、子どもが小さいうちは、家の人が温かい言葉をたくさん注ぐことが大切であることを話しています。」「小学校で『調べる学習』に取り組み、図書室の本を活用することを覚えた生徒は、中学校に入学後も、分からないことがあれば図書室の本を使って調べるなど、積極的な姿勢が見られます。」など、幼少期から本に親しむことが重要であることも話してくださいました。
知事は、「皆さんは、本当によい活動を行っておられます。これからも、いろいろ工夫された取り組みを行っていただき、皆さんの間で情報交換を行いながら、子どもたちが本を好きになるように導いていただきたいと思います。」と、受賞者の皆さんのさらなる活躍に期待を寄せました。
(写真:皆さんと)
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