４月２６日（木）、「食の杜」の関係者の皆さんと懇談しました。

　雲南市にある「食の杜（もり）」は、室山農園(有)など６社で構成される共同体で、平成９年に設立されました。「食べるとは、自然の恵みをいただき、健やかな命を養うこと」という考えの下、理想の農園づくりに取り組んでおられます。

　この関係者の皆さんと、中山間地域の風土を生かした地域づくりをテーマに懇談しました。

（写真：懇談の様子）

　参加者から「私達は、一般的な企業と違い、利益追求ではなく、『地域のために何を作るべきか』を追求しています。」「無施肥無農薬で葡萄を栽培しています。まだ虫が付きますが、作物自体が健康になれば虫も減っていくと考えて頑張っています。」「野菜にストレスを上手にかけることによって、ビタミンＥが通常の１０倍にもなります。」と、食へのこだわりの様子をお聞きしました。また、地元の地域自主組織の方は、「室山農園(有)と連携して、どぶろくや、バイキング形式での田舎料理を提供しています。スタッフを公募したところ、主婦を中心に料理好きの方が集まりました。自宅から食材を持ち寄ったりしながら、２０種類を超えるメニューを揃えています。視察も含め県外からも多くの方に来ていただいています。」と、農家レストランの運営の様子を話してくださいました。

（写真：懇談の様子）

　知事は、「都市の人は、若い人を含め、自然豊かなところに来ることに喜びを感じます。食の安全安心への意識も高まってきています。食の杜が地域に愛されて発展することが、地域の活力につながります。頑張ってください。」と、今後のさらなる発展に期待を寄せました。

（写真：皆さんと）