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4月8日(日)、邑南町出羽(いずわ)地区の皆さんと懇談しました。

銀山遺跡の視察の様子

 邑南町には、久喜(くき)・大林(おおばやし)銀山の遺跡があります。この2ヶ所を含む石見の銀山は、江戸時代に徳川家の直轄地(天領)となり、大森代官所の支配となりました。久喜・大林銀山の最盛期は、戦国時代末から江戸時代初めの頃です。

 知事は、初めに、銀山を視察し、銀の精錬の様子や当時多くの人で賑わっていた様子をお聞きしました。

 

(写真:銀山遺跡の視察の様子)

 

銀山まつりの様子

 その後、今年で4回目となる、春のつどい「銀山まつり」に参加しました。大田市の石見銀山資料館の仲野義文館長さんによる講演のほか、各集落のテント市では焼きそばやおこわなどが販売されたりフリーマーケットが開かれたりするなど、会場の「久喜林間学舎」は大勢のお客さんで賑わっていました。この地区は川を挟んですぐ隣が広島県安芸高田市ということで、安芸高田市の方も参加し交流が行われていました。

 

(写真:銀山まつりの様子)

 

懇談の様子

 懇談では、邑南町出羽地区の活性化に取り組んでおられる皆さんと、久喜・大林銀山をはじめとしたまちづくりについてお話を聞きました。「久喜・大林銀山の保全の取り組みは、大田市にある石見銀山が世界遺産に登録された後に本格的に始まりました。地元に銀山遺跡があることを誇りに思い、保全活動にまい進しています。銀山のことをもっと多くの人に知ってほしいです。」と話してくださいました。また、「青年団では、夏祭りや冬場のイルミネーションなど、年中活動しています。地域のため、そして、次の世代を担う子ども達に『将来この地区に帰ってこよう』と思ってもらえるよう頑張っています。」「米作りのほか、ミニトマトやじねんじょの栽培なども行っています。」「結婚を機にUターンしました。集落全体が家族的で、みんなが親身になって相談に乗ってくれます。」と、頑張っておられる様子や地域の良さを語ってくださいました。

 

(写真:懇談の様子)

 

皆さんと

 知事は、「銀山の遺跡を見て、その規模の大きさから、この地が歴史に大きな足跡を残していることがよく分かりました。この宝をもっと磨くと、多くの人が見に来られると思います。また、中山間地域での農業には工夫が必要です。各地で行われているいわゆる成功事例を学び、そこからこの地域でのやり方を形作ってはどうでしょうか。地域の活性化のため、県もできるだけ応援していきます。」と述べ、今後の地域の発展に期待を寄せました。

 

(写真:皆さんと)


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