8月8日(月)、人間国宝の原清さんと懇談しました
斐川町出身で、鉄釉(てつゆう)陶器の重要無形文化財保持者(人間国宝)の原清さんが知事を訪問されました。
原さんは、今年4月、松江市内で「作陶55周年 人間国宝 原清 帰郷展」を開催されました。その際、知事を訪問され、自らを育んだ故郷への感謝を込め、作品を寄贈する考えを伝えておられました。
今回寄贈される作品は、1960年から2011年に制作された大皿、鉢、茶わんや花器など115点で、その目録が、原さんから知事に手渡されました。
(写真:目録贈呈の様子)
懇談では、「鉄釉は、釉薬の中に酸化鉄を入れて焼き上げますが、釉薬の成分などを変えることにより、発色など出来栄えが変化します。」と鉄釉の魅力を話されました。
さらに、「私の作品が、県民のみなさまに何らかの形でお役に立つことができれば、また、島根で工芸などものづくりに取り組んでいる人たちの参考になれば、という思いで寄贈をさせていただくことにしました。」と話されました。
知事は、「昔からの伝統を引き継いでいる先生の作品は、県民にとって貴重な財産となります。後に続く人にとっては、参考になりますし、大きな励みになります。県の美術品として、県立美術館で保管させていただくとともに展示を行い、多くの方に見ていただこうと思います。」と、感謝の言葉を述べました。
なお、寄贈された作品は、来年度、県立美術館において公開される予定です。
(写真:懇談の様子)
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