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2月23日、「えごま鯖缶」を開発した隠岐水産高校の生徒と懇談

 

写真:懇談の様子

 隠岐水産高校では、水産加工実習において、「サバの水煮」など各種の缶詰を製造しています。平成22年9月からは、「産学官連携による課題研究事業」として、島根県産業技術センターなどとの共同研究に取り組み、新しい商品開発にも挑戦してきました。日本海で捕れたサバと川本町のエゴマを封入し、健康増進効果があるとされるDHA、EPA、α−リノレン酸を、おいしく摂取できる「えごま鯖缶」を開発しました。

 また、エゴマに多く含まれるα−リノレン酸の劣化を防ぐ製造方法について、2月6日に島根県内の高校では初めての特許を出願しました。

 このたび、特許を出願したのに合わせ、知事が商品化の経緯などについて報告を受けました。

 

(写真:懇談の様子)

 

 

 

写真:皆さんと

 懇談では、「生産工程の確立が難しく、ここまでくるのに1年半くらいかかりました。新商品開発がこんなに難しいとは正直思っていませんでした。普段の高校生活では得られない経験ができました。」など、開発時の苦労話を伺いました。

 知事は、新商品を試食した後、「食べているうちに、じわっとサバの味が出てきます。青魚が苦手な人も多いですが、これは食べやすくできており、おいしいです。」と賞賛し、「高校生が、勉強を重ねながら実社会に携わるというのは、とても良い経験になります。これがビジネスとして成り立つためには、多くの課題があると思いますが、県も支援をしていきたいと思います。」と述べました。

 

(写真:皆さんと)

 


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