２月９日（木）、地域づくり総務大臣表彰受賞者の皆さんと懇談しました。

  地域づくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的に、全国各地でそれぞれの地域をより良くしようと頑張る団体・個人に対し、毎年度、総務大臣が表彰を行っています。

  今年度、島根県から、財団法人出雲市教育文化振興財団（出雲芸術アカデミー）が「奨励賞（※）」を受賞されました。

  出雲芸術アカデミーは、芸術文化によるまちづくりを目指す出雲市により、平成１７年に設立されました。平成２２年度から出雲市教育文化振興財団に事務委託され、今年度からは同財団の事業として運営されています。

  出雲芸術アカデミーでは、子ども達や市民文化活動を担う人材を育成する活動、学術研究活動、出前講座や授業等による音楽教育活動、演奏会や地域イベントへの参加などによる音楽普及活動などを行っておられます。

　若い力も取り込み、文化的な活動で地域活性化に取り組んでいる独自性と、永年の活動により出雲地区における人材ストックとしても当地に厚みを増していることなどが評価され、今回の受賞となりました。

　その受賞報告のため、出雲芸術アカデミーの皆さんが県庁を訪問されました。

 

（写真：懇談の様子）

 

 

　懇談では、出雲芸術アカデミーの活動が根付いているのは、島根が、古くから現在に至るまで、学校を中心に合唱や吹奏楽の活動が盛んな地域であることが根底にあることをお聞きしました。一方、児童・生徒の減少とともに、吹奏楽など音楽をする生徒が少なくなってきている現状の中、若い世代の指導者を多く育成することが、今後、長く活動を続けるための大きな課題であることも話してくださいました。

  知事は、今回の受賞をたたえるとともに、「今後も、芸術文化によるまちづくりの中心として、地域の活性化のために頑張ってください。」と、今後の活躍に期待を寄せました。

 

※　奨励賞

　平成２２年度新設。若者・学生が主体の活動、または比較的最近に開始された活動で、今後の発展が大いに期待される団体に贈られる。島根県内の団体では初めての受賞。

 

（写真：みなさんと）