グッドデザイン賞は、美しさを競うだけのコンペではなく、「優れたデザイン」を社会に普及させていくことで、くらし、産業、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的としたもので、公益財団法人日本デザイン振興会が主催し、今年で５５年目になります。島根県内の過去の受賞は７件です。今年度、グッドデザイン賞を受賞したのは１，１１２件で、そのうち、県内からは３事業所の３作品が選ばれています。

　この日、受賞された方々が報告のため知事を訪問されました。

（写真：懇談の様子）

　懇談では、「自動車運転の疲労を軽減するクッションは、座るだけで骨盤をホールドする形状にしており、人体の骨をイメージさせるデザインとしました」「通常は大径木からしか取れない柾目（まさめ）を、小径木の集成材で作りました。美しいので床材などにも使えるのではないかと思います。」「檜の持つぬくもりと美しさに一手間加えて波を入れ、新しいデザインで商品化しました。」と、デザインで工夫された点などをお聞きしました。

（写真：懇談の様子）

　知事は、「このたびの受賞は、島根県内の資源や技術が高く評価されたということで非常に喜ばしいことです。これを契機としていいブランドを築いていただき、県外や海外で販売していただきたいと思います。県も応援します。」と述べ、受賞事業者の方々の更なる発展に期待を寄せました。

（写真：左から）

　(有)平和木工（益田市）代表取締役社長洗川武史氏

　(財)島根県西部山村振興財団（浜田市）事務局長松本健志氏

　知事

　（株）加地（奥出雲町）代表取締役会長小川國男氏