「島根あいてぃ達者」は、ＩＴの活用に積極的に取り組む高齢者の方々を表彰するもので、今年度は６０歳代から８０歳代の個人４名と一つの団体の皆さんが受賞されました。皆さんは、インターネット上のブログで地域の出来事などを発信されたり、戦争体験の記録集の作成・編集にパソコンを活用されたりするなど、ＩＴ技術を積極的に活用なさっています。

　また、公民館でパソコン初心者を対象とした講座を毎週行い、小学校でもパソコンを教えるなど、地域のＩＴ普及に貢献しておられます。

　この日、表彰を受けられた方々に、知事が直接表彰状を手渡しました。

（写真：表彰の様子）

今回表彰を受けられたのは次の方々です。

　【左から】

・北山パソコンクラブ藤井廣治さん（出雲市）

・今岡登さん（出雲市）

　（知事）

・井田眞理子さん（知夫村）

・山田一之助さん（松江市）

・樋野雅彦さん（安来市）

（写真：表彰を受けられた皆さんと）

　続いて行われた懇談では、受賞者の皆さんから、「ホームページで地域の出来事などを発信したところ、遠くは北海道や海外在住の方も見てくれました。また、故郷の情報を見ることができて懐かしく思ったなどの返信もいただきました。」「地元の広報誌に私がホームページを開設していることを紹介してもらったところ、アクセスが増え、自分自身の励みになりました。私のブログが地元の宣伝や活性化につながるとは夢にも思いませんでした。」と、地域の魅力を発信し、地域の活性化に貢献しておられる状況をお聞きしました。

　さらに、「私は、『パソコンは楽しむものです』をモットーにパソコンを教えています。パソコンを習うと、皆さん夢中になります。教える方も教えられる方も楽しいと思います。小学校で子ども達も教えていますが、いろいろな作品とともにお礼をいただけるのがうれしいです。」と、地域で熱心にＩＴの指導をされている様子についてもお話いただきました。

　また、自作のホームページなど、すばらしい出来映えの作品を見せていただきました。

　知事は、「皆さんは、それぞれのやり方でパソコンを楽しんでおられますね。パソコンを使うことで、人の輪が広がりますし、地域の情報発信もできます。皆さまには、これからもますますご活躍をいただき、同好の人を増やしていただきたいと思います。」と述べ、皆さんの引き続きの活躍に期待を寄せました。

（写真：懇談の様子）