１１月７日、「ふるさと企業大賞（総務大臣賞）」受賞者の方と懇談

　地域経済や雇用、魅力あるふるさとづくりなどに特に貢献していると認められた企業を表彰する「ふるさと企業大賞（総務大臣賞）」を受賞された「島根イーグル株式会社」（雲南市）の高瀬一明社長が、受賞報告のため知事を訪問されました。

　島根イーグル株式会社は、自動車・建設機械向けの製品などを製造するイーグル工業株式会社のグループ会社として平成２年に設立されました。カーエアコンのコンプレッサー用の「リップシール」と呼ばれる部品は、世界市場の約８割を占めています。

（写真：懇談の様子）

　このたびの受賞は、地方に立地しながらも高度な技術によって世界に通用する事業を展開していることや、約１６０人の地元雇用を創出していること、雲南雇用対策協議会に参加し、市内の高校生を対象とした企業視察や就職情報交換会を行うなど、地元の就業支援に取り組んでいることなどが評価されました。

　懇談で、高瀬社長は、「このたびの受賞は、ひとえに、県や市のみなさんのお力添えのおかげです。少しでも地域振興に役立つよう今後も努力してまいりたいと考えています。」と抱負を述べられました。同席した雲南市の速水市長は「世界シェア８割を占める部品を製造する世界のトップ企業が雲南市内にあることを誇りに思います。」と話されました。

（写真：懇談の様子）

　知事は、「雲南市はもちろん、県全体でみても、雇用促進や地域振興に大きく貢献していただいており、ありがとうございます。島根県内の企業が独自の技術により世界的シェアを持つことはとてもうれしいことです。今後も、島根の人材をご活用いただき、事業をさらに拡大されることを期待します。」と述べました。

（写真：皆さんと）