8月30日(火)、安来節保存会の皆さんと懇談しました
安来市は、古くから鉄や米の積出港として栄えていました。安来節は、北前船の船頭たちによって伝えられた全国各地の民謡と、地元にあった民謡とが融合し、幕末から明治にかけて確立したと言われています。
安来節保存会は、安来節の保存と振興を目的に明治44年(1911年)に設立されました。全国各地に約4,000名の会員がおられ、「安来節全国優勝大会」の開催や公演、各種講習会など、安来節の普及・指導・継承に関する様々な活動をしています。
保存会は今年、創立100周年の節目を迎えられました。それを記念して、10月に安来市で記念式典や記念イベントを開催されます。この日、安来節保存会の近藤宏樹会長(安来市長)、四代目渡部お糸さんらが知事を訪問され、安来節の歴史や記念事業の説明をされました。
近藤会長は、「安来節は江戸時代以来の歴史があり、全国の数ある民謡の中でも一世を風靡したもので、島根県全体にとっても大きな財産であると思います。100周年記念事業は、先人の足跡をたたえるとともに、これからの更なる発展をするための第一歩と考えています。」と述べられました。
知事は、創立100周年を祝福するとともに、「江戸時代から続く安来節と古代文化をつなぐことができればさらに良いかもしれません。古事記1300年に合わせて、神話を織り込んだ安来節の歌詞を作ったらおもしろいのでは。」と述べました。
(写真:懇談の様子)
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