5月20日(金)、水産加工体験交流施設で懇談しました
5月20日(金)、海士町にある水産加工体験交流施設「海の駅松島」を視察し、「プラス事業海士町推進協議会」の関係者の皆さんと懇談しました。
「海の駅松島」は、島内で収穫される水産物を軸に加工品づくりの試作や商品開発、観光客による加工品づくり体験を行うための施設です。海士町では、コンブやアラメなどの主要水産物の生産技術向上と人材育成、海洋資源の循環型活用システムを視野に入れた離島ならではの水産振興を図ろうとされています。そのために設立された「プラス事業海士町推進協議会」では、この施設を使って、海藻類の調査・研究、商品サンプルの製作などを行っておられます。
(写真:視察の様子)
懇談では、「これまでイワガキ、サザエ、ナマコの生産により販路も拡大してきましたが、次第に資源が少なくなってきました。そこで豊富にある海藻に注目しました。機能性に着目した食材、サプリメント、肥料、エサなどの商品を開発することにより、雇用の場を拡大したいです。」と、海藻に着目したきっかけを話してくださいました。また、「今まで邪魔者扱いだった海藻から癌の抑制効果がある成分を抽出し、商品化に向けて研究しています。」と商品開発の様子をお聞きしました。
知事は、「島にある豊富な資源に着目されたのはいいですね。研究が進み、自然の循環力を活用しながら水産業が振興されることを期待しています。」と述べました。
(写真:皆さんと)
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