2月7日、映画「ローマの休日」バリアフリー化プロジェクトの関係者と懇談
2月7日(月)、映画「ローマの休日」バリアフリー化プロジェクトの関係者の皆さんと懇談しました。
映画のバリアフリー化とは、映画に字幕や音声ガイド等を加え、年齢や、視覚・聴覚の障がいの有無にかかわらず、誰もが映画を楽しめるような作品を作り、鑑賞機会を提供する取り組みです。バリアフリー映画「ローマの休日」は、平成22年度しまね協働実践事業の一つとして、日本語吹き替え台本・字幕・音声ガイドの作成や吹き替え声優など、多くの県民のボランティアにより制作されました。
(写真:作品のダイジェスト映像を見る知事)
懇談では、制作の総指揮に当たったNPO法人バリアフリー・シネマ&ライフ・ネットワークの中島理事長が「映像を何度も見て丹念に台本づくりを行いました。場面の状況説明の音声ガイドが多すぎると映画の芸術性が損なわれる恐れがあるので、元々の作品に台詞がない場面でも、台詞や登場人物の息づかいなどを加えたりしました。」と、制作過程で工夫された点などを説明されました。また、声優を務めた加納さんは、「『ローマの休日』は名作中の名作です。素人がボランティアで声優をやるとは言え、作品を見た方ががっかりすることのないよう、演技指導を受けながら一生懸命練習し、演じました。」と話されました。
なお、「ローマの休日」に続く次回作も予定されているようです。
知事は、「英語をそのまま直訳すると硬い表現になったり日本語ではあまり使わない表現になったりするので、翻訳作業も大変だったことでしょうね。多くの方が参加され、自分たちも楽しめて、社会にも貢献できるこういう取り組みがもっと広がっていくよう、県としてもできる支援をしていきたいと思います。」と述べました。
(写真:懇談の様子)
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