１２月１５日（水）、「島根あいてぃ達者」の表彰式が県庁で行われ、表彰式終了後、受賞者の皆さんと懇談しました。

　「島根あいてぃ達者」はITの活用に積極的に取り組んでおられる高齢者の方々を表彰するもので、今年度は６０歳代から８０歳代の個人５名と一つの団体の皆さんが受賞されました。

　皆さんは老人クラブの広報誌の作成にパソコンを活用されたり、インターネット上のブログで地域の出来事などを発信されるなどIT技術を積極的に活用なさっています。

　また、視覚障がい者向けIT講習会の講師を務められたり、地域の高齢者を対象としたパソコン教室で指導を行うなど、地域のIT普及に貢献しておられます。

（写真：懇談の様子）

　懇談では、「高齢者の生きがいになるようにと６０歳代から８０歳代の7人でパソコンを始めましたが、最初は皆パソコンなど触ったこともなく苦労しました。今では会員５０名、講師５名で月曜日から金曜日まで楽しく勉強しています。」、「ブログを多くの方が見てくれます。海外在住の方も見てくれますし、ブログを通して北海道の方とも友達になれました。」などパソコンをきっかけとして交流の輪が広がった様子をお話いただきました。

　また、視覚障がい者向けの読み上げソフトを使ったパソコン操作について、実際に操作を行いながらご紹介いただきました。

（写真：読み上げソフト操作の様子）

　知事は、「パソコンを使うことで日本全国、海外の人との交流もできますね。地域のネットワークをパソコンで繋ぐことで地域が元気になりますし、交流の輪が拡大します。高齢者の皆さんがパソコンに習熟することが大切ですね。皆さんはそのサポートもしていらっしゃいます。このような環境が充実するよう県としても支援していきたいと思います。」と述べました。

（写真：左から駒原直吉さん、熊谷仲美さん、梶谷和子さん、知事、奥野愛子さん、奥井孝さん、福田和文さん）