11月11日(木)、農商工連携に取り組む方々と懇談しました。
雲南市農商工連携協議会の「うんなんスパイスプロジェクト」では、唐辛子や山椒、ニンニクなど、雲南市内で生産されたスパイスを原料にして、調味料の商品開発を進めておられます。これらの商品を販売するためにはその使用方法を具体的に提案する必要があると考え、開発した商品を使った料理のレシピ本を作成することとされました。
お酒や料理を自宅で楽しむ「家飲み・女子会」が都会で働く若い女性を中心に広がっている動きを踏まえ、同プロジェクトの活動を通じて知り合った雲南市内の企業に勤務する20〜30代の女性で、グループ「縁むすUNNAN(うんなん)」を結成し、7月から毎週集まってスパイス商品を使った料理の開発を重ねてこられたものです。
そのレシピ本がこのほど完成し、その報告とその本に掲載されている料理の試食を兼ねて、懇談しました。
(写真:グループの皆さんとの懇談の様子)
グループの1人である雲南市商工会経営指導員の高橋さんは、「20代・30代の女性が集まってアイデアを出し合ったらきっと今までとは違うものができるんじゃないかと思い、みなさんに声を掛けました。女子会のノリというか、女性のパワーで助け合って頑張っています。商工会や市・県の方の支援もあり、盛り上がっています。」と活動の充実ぶりを話されました。また、「料理にうまみを出したいときは青とうがらしを使い、辛みを効かせたい時は赤とうがらしを使う、という使い分けをしています。」と、素材の特徴を活かしたスパイス商品の使い方もお聞きしました。
知事は、「食の安全への関心は想像以上に高まってきています。そういう食材の販路がこれから拡大していくのではないでしょうか。地域資源を活用して商品の販売や誘客に力を入れる皆さんのような取り組みが県内でもどんどん進むと、地域の振興に大いに役立ちます。また、世間で何が起こり、何に困っていて、何が必要とされているのか、官民一緒に考えることは大切で、いろいろな人と情報交換することにより、お互いにヒントが得られることがよくあります。県とも密接に連携して、これからもぜひ頑張ってください」と激励しました。
(写真:皆さんと)
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