8月9日(月)、古志原子ども広場のスタッフのみなさんと懇談しました。
8月9日(月)、松江市の古志原公民館を訪れ、古志原子ども広場のスタッフの皆さんと懇談しました。
古志原子ども広場は、平成16年に文部科学省の「子どもの心安らぐ居場所づくり支援事業」の一環としてスタートしたものです。公民館などの施設を安全で安心して活動できる拠点として、地域の大人が指導員となり、放課後や週末に小学生を対象とした遊びやさまざまな体験、地域住民との交流の場を作ることを目的として実施されており、今年で7年目になります。
現在は古志原公民館のほか、同地区内の3施設でも取り組みが行われています。
懇談に先立ち知事は、夏休みの子ども達数十名がスタッフの方々と一緒になって元気に遊ぶ様子を視察しました。
(写真:子ども達の様子を視察する知事)
懇談ではスタッフの皆さんから、最初の2年間は遊んだ後の片付けもできなかった子ども達が、進んで後片付けできるようになったことや、子ども達に工作の仕方を教えると、覚えた子どもがまだわからない子どもに順送りに教えていくなど、子ども広場をとおして子ども達が成長していく姿を語っていただきました。
また、公民館の施設や駐車場を使って子ども達を遊ばせることに対して、当初は地域の大人達から「どうしてそんなことをするのか?」と言われたが、子ども広場を続けていくうちに子ども達の元気な姿を地域の人達が認めてくれて、今ではそのようなこともなくなった事もお話くださいました。
更には、子ども広場が子どもを迎えに来るお母さん同士のコミュニケーションの場にもなっていることなどについてもご紹介いただきました。
(写真:懇談の様子)
知事は、「松江市の公民館活動が盛んなことは知っていましたが、実際に来てみて、元気な子ども達が沢山いるのに驚きました。子ども達の様子を見ていると、子ども広場が良い具合に運営されているのだなと感じます。現在の高齢化社会において、子どもをいかに育てるかは社会の課題です。先ほど、子ども広場がきっかけとなり『自分たちの子どもは自分たちで育てる』という意識を地域の大人達が持つようになったこと。また、子ども達が集う公園で、子ども達と散歩をする大人達の触れあいが生まれるうようになったことについてお話がありましたが、それはひとつの『まちづくり』ですね。この地域でそのような温かい関係が築かれていることがわかります。」と述べ、皆さんの活動に敬意を表しました。
(写真:みなさんと)
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