• 背景色 
  • 文字サイズ 

8月3日、隠岐の島町でジオパークの関係者のみなさんと懇談

 8月3日(火)、隠岐諸島の世界ジオパーク登録を目指して活動していらっしゃるみなさんと懇談しました。福浦トンネル

 

 ジオパークとは、科学的に見て重要な地質遺産を有する一種の自然公園のことです。隠岐は優れた地質遺産を有する地域として昨年10月、日本ジオパークに登録されました。現在はユネスコの支援により設立された世界ジオパークへの登録を目指し、隠岐ジオパーク推進協議会が中心となって取り組んでいらっしゃいます。

 まず、知事は隠岐ジオパーク推進協議会の野辺一寛さんの案内で福浦

トンネルを視察しました。

 福浦トンネルは火山灰が堆積してできた凝灰岩を手掘りでくり貫いたトンネルです。このトンネル付近は隠岐諸島で火山活動が活発だった太古に発生した火砕流の跡を見ることができる珍しい場所です。

(写真:福浦トンネル内部)

 

久見海岸

 

 続いて久見海岸を訪れた知事は、地元の八幡浩二さんから久見海岸の地質や植生の特徴について説明を受けました。

 この海岸は北方系の植物と南方系の植物が混在して自生する珍しい地域とのことです。

 また、エーゲ海沿岸や地中海沿岸で見られるような、アルカリ流紋岩(りゅうもんがん)の白い崖が海岸沿いに続く景観は、日本では隠岐だけの独特なものとのことでした。

 

(写真:久見海岸)

 

 

 

 

黒曜石加工場

 

 更に、隠岐島内で産出する黒曜石を使いアクセサリーなどを製作する加工場や海藻のアラメを使って藻塩を作る加工場を訪れました。

 この内、黒曜石加工場では、古代における隠岐の黒曜石の交易ルートの広がりについてお話いただいたり、ジオパークインストラクターも務める若者の皆さんの加工場での仕事の様子をお伺いしたりしました。

 

(写真:黒曜石加工場での懇談の様子)

 

 

 

 

 

 

みなさんと

 

 知事は「地域の資源を活用し、新しい技術を使って、良いもの、若い人達にも好まれるもを作っていらっしゃるのはいいですね。」と述べるとともに、「今日皆さんにご説明いただいて、隠岐の地質、植生が貴重なものであることがよくわかりました。隠岐ジオパークが世界ジオパークに認定されることを願っています。」と話し、今後の皆さんの活躍に期待を寄せました。

 

(写真:みなさんと)


お問い合わせ先

広聴広報課県民対話室

島根県政策企画局広聴広報課県民対話室
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5770、6501
【FAX】0852-22-6025