7月16日（金）、出雲市小境町の(株)出雲精茶を訪問し、お茶の生産現場を視察するとともに、従業員の皆さんと懇談しました。

　(株)出雲精茶は自社農園による茶栽培から加工までを一貫生産されており、平成22年度島根県緑茶品評会で第1位（中国四国農政局長賞）を獲得していらっしゃいます。

　知事は同社の米山弘社長の案内で製茶工場内を視察し、製造ラインについて説明を受けました。

（写真：製茶工場内を視察する知事）

　続いて、同社の若手従業員の皆さんにもご参加いただき、懇談を行いました。

　この内、３名の従業員の方は県立農業大学校のご出身です。農業大学校で果樹の栽培について学んだ経験が、茶の栽培の基礎の部分でも活かされているとのことでした。また、現在は茶の専門知識や管理機械の操作の習得に励んでいらっしゃるなど、日常の作業で苦心なさっている点についてお話しいただきました。

　また、米山社長は、これからは若い人が働きやすい環境を作ることで、後継者問題を解決しなければならばいとの考えから、従来のような斜面での茶栽培を平坦な場所での栽培に切り替えることで、自走式の機械の導入を実現し、労働の軽減を図っていらっしゃる様子をお話しくださいました。

　知事は「島根には日本有数のお茶の文化があります。その伝統と豊かな自然がある島根の良い環境で作られたお茶は、今後近隣のアジアの国々も含めて需要が増えていくことが期待できますね。」と述べ、今後の発展に期待を寄せました。

（写真：茶園でみなさんと）