３月２３日（火）、地域活動に積極的に取り組んでいらっしゃる島根大学の学生の皆さんと懇談しました。

　参加いただいた皆さんは、島根が好きで、島根の地域に関わっていきたいという思いが強く、地域と大学をつなぐイベントを企画するなど、日頃から積極的に活動されています。

　懇談では、皆さんから活動状況をお聞きするとともに、「島根の魅力を多くの学生や県外の人に知ってほしい」、「島根の素晴らしい自然や文化を活かしたい」など、地域の活性化に貢献できるような活動を引き続き進めていきたいとのお話を伺いました。

　また、主体的に地域に出て活動する学生がなかなか増えないこと、島根にあまり愛着を感じないまま、卒業したら島根を出る学生が多いことなど、日頃課題として感じていらっしゃることを話されました。

　知事は、「大都市では人工的なものに置き換えられてしまいましたが、島根には豊かな自然、そして地域社会が残っています。こうしたものに一定の価値が認められるようになってきました。島根が持っているアドバンテージを活用することが必要です。学生の皆さんも、地域にふれあう機会があれば、次第に地域の良さがわかるのではないでしょうか。そういった意味で、皆さんはどんどん活動を続けていかれるといいですね」と述べました。

　また、「学内だけでなく外の世界を知ることが大切です。自由な時間を活用して、大学生のうちに地域に触れ、将来どのような道に進むかを考えられたらいいと思います。いつも若い方には、『人に会いなさい』、『旅をしなさい』、『本を読みなさい』とお話しします。地域社会に入ったり、友達や家族以外の世界と関わって、大いに刺激を受けてください」とエールを送りました。

（写真左から：野上ゆか梨さん、岩本智紀さん、賣豆紀宗さん、溝口知事、清水隆矢さん、舟木一真さん、吉村政洋さん、高梨敬史さん、召古裕士氏（日本ミクニヤ株式会社代表取締役））