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2月12日、出雲商業高校の生徒の皆さんと懇談

 県立出雲商業高等学校は、「ぜんざいは出雲が発祥の地である」ことを全国に発信していこうと、産学官連携による課題研究事業として、オリジナルぜんざいの商品開発に取り組んできました。

 このたび、大手コンビニエンスストアのファミリーマートと開発を進めていた商品が店頭で発売されることになり、商品開発に取り組んだ生徒の皆さんが県庁を訪れ、これまでの研究成果の発表と商品の紹介をされました。

 

懇談の様子

 

 生徒の皆さんからは、ぜんざいは、旧暦の10月に全国から神様が集まる神在祭(かみありさい)で振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」が出雲弁で訛り、「ずんざい」、「ぜんざい」となって京都に伝わったのではないかといわれていることや、ぜんざいをローマ字表記すると「ZEN(縁)ZAI(愛)」となることから、「縁」と「愛」を感じられる「縁結びスイーツ」をテーマに商品開発に取り組んできたことなどが説明されました。

 

 商品は、紅白の白玉とハート型に絞ったクリームがトッピングされた「ぜんざい風ミルクプリン」と、桃色の求肥(ぎゅうひ)がアクセントの「ぜんざい風シュークリーム」。いずれも「縁結び」をイメージした可愛らしいスイーツに仕上がっています。中四国地区のファミリーマート約580店舗で相次いで販売されます。

 生徒の皆さんは、商品開発の過程について説明し、また、失敗を繰り返しながら何度も試行錯誤を重ねたこと、自分たちがいいと思う商品ではなく消費者のニーズに合わせた商品開発が必要であることなど、苦労されたことについても話されました。

 そして、「自分たちが考え、プロの方と一緒に取り組んできたものが、すてきな商品になってとてもうれしい」、「どのような方が買ってくださるか楽しみ」など、達成感に満ちた表情で、商品発売にあたっての感想を口々に話されました。さらに、「ぜんざいを通して、『縁』と『愛』にあふれた出雲を全国にPRしていきたい」と、今後の活動に意欲を示されました。

 

関係者の皆さんと

 

 商品を試食した知事は、「ぜんざいが、このような新しい感覚のデザートになるのですね。若い方の斬新な感性ですね。洋風のプリンと和風のあずきがよく合っています。きっと多くの方に好まれるでしょう」と感想を述べ、「出雲がぜんざい発祥の地であることや、島根のことを全国にPRできるいい商品を作ってくださいましたね。引き続き頑張ってください」と、生徒の皆さんの今後の活動にエールを送りました。

 

(写真:生徒の皆さん、学校関係者、ファミリーマート関係者の皆さん)

 


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