11月21日「次の世代を育てるために」について対談
11月21日(土)、浜田市で女性の生き方を考える集い(主催:浜田女性ネットワーク)が開かれました。
浜田女性ネットワークは、女性を主体とする団体相互の連携を深め、女性の地位向上と男女共同参画型社会を目指し、魅力ある地域づくりに寄与することを目的として活動されています。昭和55年から毎年開催されているこの集いは、今年第30回を迎えました。
記念対談のテーマは、「次の世代を育てるために〜人づくりと組織づくり〜」。
中国電力株式会社陸上競技部監督の坂口泰氏、浜田女性ネットワーク会長の藤原ヒサヨ氏、溝口知事が、それぞれの立場、経験から、人材育成・組織運営を行ううえでのポイントなどについて意見交換しました。
坂口監督は、これまでオリンピックや世界大会に多くの活躍選手を輩出されていて、選手育成の手腕には定評があります。
坂口監督は、「うまくいかないとき、人のせいにせず、自分の弱さと向き合える選手、素直な選手は伸びます」と、強くなる選手の要素について話され、また、「マラソンも駅伝も、多くの人の支援があって成り立つもの。それが分からない選手は強くなりません」と、個人競技、団体競技ともに、組織がベースとなって選手が育成されていくことなどについて話されました。
藤原会長は、浜田女性ネットワークの会長として、長年各団体をまとめてこられました。
「各団体の皆さんがよく動いてくださり、そして市行政の協力があって、今まで発展してきました。協力してくださる皆さんのおかげで活動が成り立っています」と、組織を運営して行く上での協力の大切さについて話されました
溝口知事は、大きな組織の中で個々の職員が力を発揮し、組織がいきいきと活発に動くためのポイントとして、「各部署で活発な議論が行われ、意思疎通がうまくいくことが大事です」と話しました。さらに、求められる職員像について、「世の中の動きをよく見ること、県民の皆さんが何を望んでいるか、現場に行き把握することが重要。そのための情熱、エネルギーが必要です」と述べました。
また、女性団体の活動について触れ、「皆さんの活動のように、行政や民間だけでなく、その間の領域の活動が広がるなど、県民一体となって島根が元気になるよう取り組んでいきます」と、活動がさらに活発化するよう支援していく考えを述べました。
写真左から:斗光浜田市企画課長[進行]、藤原ヒサヨ氏(浜田女性ネットワーク会長)、溝口知事、坂口泰氏(中国電力株式会社陸上競技部監督)
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