１１月６日（金）雲南市木次町で槻之屋地区のみなさんと懇談しました。

 

　槻之屋（つきのや）地区は雲南市木次町にある世帯数33戸、人口103人の地区です。

　同地区では、地区内全戸が参加する槻之屋振興会が生活環境面を始めとする地域活動の中心的役割を担っています。また、農業生産面では農事組合法人槻之屋ヒーリングが地域農業の中心として活動しています。

　この二つの組織が相互に連携することで、農村のくらしや農地、農業を守る活動が活発に行われています。

　この度、槻之屋振興会は、これまでの活動が地域の再生や活性化を目指す他の地域にとって模範となる事例と認められ、平成21年度農林水産祭のむらづくり部門において日本農林漁業振興会会長賞を受賞されました。（11月23日に表彰式）

 

（写真：槻之屋振興会の斎藤文隆会長の案内で農業施設を視察する知事）

 

 

 

　懇談ではみなさんから、自治組織である槻之屋振興会と生産組織である槻之屋ヒーリングが役割を分担し、各種の補助事業等も活用しながら営農や地区の環境整備、鳥獣害対策などを行っていらっしゃる様子をうかがいました。

　また、地域に残る県無形民俗文化財「槻之屋神楽」の伝承のために努力していらっしゃることや、春・秋に都市部の人々が多く訪れる「農家レストラン」を実施したり、世界各国の若者を受け入れユースキャンプを開催するなど、地域外との積極的な交流を図っていらっしゃる様子についてもお話しいただきました。

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（写真：懇談の様子）

 

 

 

 

　知事は「県内は全体として若者が少なくなっており、農山村にIターン・Uターンの若者を迎えるなどして、地域に元気が出るようにしなければならないと思っています。こちらの地域は非常にきれいに環境整備されていますね。県内のいろいろな地域を見ても、きれいに整備されているところは活気があるように感じます。また、そういうところでないと若い人達もなかなか住んでくれません。これからも魅力ある地域づくりにがんばって下さい。」と述べ、槻之屋地区の今後の発展に期待を寄せました。

 

（写真：懇談会に参加いただいたみなさんと）