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9月15日、島根ナカバヤシ株式会社を訪問し、関係者の皆さんと懇談

 島根ナカバヤシ株式会社は、従業員565人。出雲工場を本社として、松江、平田、佐田、掛合に工場があり、アルバム、商業印刷、手帳・製本、文具紙製品、事務機、シュレッダなどの製造・開発を行っています。

 近年、積極的に障害者雇用に取り組んでおられ、現在12人の障害者(身体障害者5人、知的障害者5人、精神障害者2人)が就労しています。受け入れ当初は手探り状態でしたが、今では障害者の方も仕事に慣れ、印刷機械の取扱いを行うなど、重要な戦力となっており、また職場での理解も深まってきています。

 この日知事は、同社平田工場内を見学した後、関係者の皆さんと障害者雇用の現状と課題などについて意見交換しました。

工場内視察の様子その1工場内視察の様子その2

 懇談の様子

 

 まず、山本義隆代表取締役社長から、障害者雇用に積極的に取り組むこととなった経緯を伺いました。また、「障害者の皆さんには適材適所で勤務していただいています。共に働く社員も人一倍情熱があり、双方にとっていい環境だと思います。会社が地域とともに発展するためには、あらゆる角度から地域の方を雇用することが必要です。そして、ハンデを持った方の次世代の職場づくりを、地域をあげてすすめていかなくてはと考えています」と、障害者雇用の現状や会社の理念などについてお聴きしました。

 

 佐田尾裕美さんは、平田工場印刷課の係長。障害者の皆さんの働く環境づくりを行うため、職場の安全と改善を図るとともに、障害者の皆さんからの相談や支援に主体となって取り組んでいらっしゃいます。「まず障害者の方に話したのは、作業をやってみなさいということです。やってみてだめなら、違う方法でやってみればいいじゃないか、ということです。そういうスタンスで指導してきました。最初は苦労もありましたが、社員の協力があり、工場全体で障害者の皆さんが働きやすいよう支援しています」と話されました。

業務についての説明

 

 佐藤雄一さん、大庭卓也さん、長岡智也さんは、それぞれ障害があるながら、同工場で働いていらっしゃいます。皆さんからは、就職することとなった経緯や、仕事の状況を伺うとともに、「障害者がもっと働けるよう、いろんな会社に受け入れてもらえるといい」、「若い人たちには、積極的に仕事に出て、やればできるという気持ちを持ってもらえたらいい」、「会社も福祉施設の見学をしてもらい、障害者の職場実習につなげてほしい」など、ご自身の経験をふまえたご意見をお聴きしました。

 

 青山貴彦さんは、松江障害者就業・生活支援センター「ぷらす」所長。障害者の就業支援及び生活面の支援、企業の障害者雇用支援、ネットワークづくり等を行っておられます。

「障害者の方が働き続けていくためには、日常生活上の相談や支援も重要です。こちらの会社のように企業全体で温かく支援する環境が整えば、時間はかかるかもしれませんが、うまくいくと思います。見学や実習などを経ながら、じっくり障害者の方をサポートすることが必要であると考えています」と話されました。さらに、「企業に対する働きかけについては、経済団体や商工会議所などにいかに協力いただけるかが重要なので、県からの呼びかけもお願いします」と述べられました。

 

 知事は、「見学や実習を通じて、障害のある方と企業とが、段階を踏みながらマッチングができるようになることが重要ですね。そういった動きが活発になるよう、そして、双方の関係が密になるよう、県も努力していきたいと思います」と述べました。

 

関係者の皆さんと

 

 

(写真左から:佐田尾裕美係長、大庭卓也さん、長岡智也さん、佐藤雄一さん、溝口知事、山本義隆代表取締役社長、青山貴彦所長、中澤伸介工場長、福田善久副部長)


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島根県政策企画局広聴広報課県民対話室
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