5月26日(火)吉賀町で地域の皆さんと懇談しました。
大井谷の棚田を訪問
5月26日(火)鹿足郡吉賀町柿木村の大井谷を訪問しました。
大井谷は農林水産省の「日本の棚田百選」の一つに認定された美しい棚田の風景で有名な地区です。戦国時代から江戸時代にかけて築かれた石積みの棚田は、今でも地元の皆さんによって大切に守られています。
大井谷地区を一望する高台で、同地区の全戸で構成する住民組織「助(たすけ)はんどうの会」の皆さんから、棚田を維持していく上でのご苦労や、棚田のオーナー制度による都市部との交流などについてお話を伺いました。
知事は、「皆さんの努力で美しい棚田が守られていますが、ご苦労も大変だと思います。まわりの山々もきれいで、都市の人々には天国のように見えることでしょう。ぜひ伝統ある棚田を残して欲しいと思います。」と述べました。
(写真:大井谷のみなさんと)
有機の里づくりに取り組む皆さんとの懇談
次に、同じく吉賀町柿木村の「エコビレッジかきのきむら」で、有機の里づくりに取り組む皆さんと懇談しました。
懇談では、有機農業経営や地元の有機野菜を使った食事の提供に携わっていらっしゃる皆さんから、有機農業を基軸としたまちづくりや、都市部との交流の様子などを伺いました。
知事は「最近は有機栽培でできたものを好む人が増えてきています。生産が少量でも良いものならビジネスになるように変わってきました。」
と述べ、今後の発展に期待を寄せました。
また、地域の伝承を紙芝居で次世代へ伝える活動についてもお話を伺いし、「地域で眠っているものを掘り起こす事は大切なことです。このような活動の価値が見直される時代です。関心を持つ人も増えていますね。」と述べました。
(写真:懇談会にご出席いただいた皆さんと)
住民主体のまちづくりに取り組む皆さんとの懇談
続いて、吉賀町樋口のやまぶきグリーンファームを訪れ、同地区で住民主体のまちづくりに取り組む皆さんと懇談しました。
懇談では、農家民泊で都市との交流を図っていらっしゃる様子、地域に残る祭りを活用したまちづくりの取り組み、町中を花いっぱいにする活動、コウヤマキの自生林やカタクリの保護育成の活動、地元の自然や歴史・文化を紹介するふるさと案内人の取り組みな等についてお話を伺いました。
(写真:懇談の様子)
知事は「今、都市の人々は“自然”や“健康”と言ったキーワードが喜ばれます。ここには地域の財産であるコウヤマキの自生林もあり、温泉もあり、美味し食べ物もあり、都市の人々が求めるものが揃う素晴らしい所です。良い所だと認識されれば、その情報はインターネットで直ぐに広がり、遠くからも人が来ます。都市部からの来訪者が半日過ごせる仕掛け作りを考えるといいですね。」と述べ、都市部との交流の発展に期待を寄せました。
(写真:懇談会にご出席いただいた皆さんと)
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