10月31日、三瓶自然館と伊藤牧場・「カウベル」を訪れ皆さんと懇談
三瓶自然館「サヒメル」を視察
10月31日(土)、大田市の県立三瓶自然館「サヒメル」を訪問しました。
知事は展示内容を視察した後、三瓶自然館インタープリターの会の皆さんと懇談しました。インタープリターの皆さんはサヒメルで開催される自然観察会やさまざまなイベントをサポートしてくださるボランティアの方々で、サヒメルの運営には欠かせないスタッフです。現在は60名の方が登録していらっしゃいます。
(写真:三瓶自然館インタープリターの会の皆さんの説明を聞く知事)
サヒメルのある三瓶山北の原一帯は四季折々の美しい自然を楽しむことができます。そのうち、4月から11月までの毎週土曜日にはインタープリターの皆さんが「北の原お散歩ツアー」という自然観察会のガイドを務めていらっしゃいます。
当日は、4名のインタープリターの皆さんが知事に日頃の活動の様子を紹介してくださいました。また、実際に館外へ出て姫逃池周辺の植物を観察しました。
(写真:サヒメルのスタッフとインタープリターの皆さんと)
伊藤牧場と「カウベル」を訪問し経営に関わる皆さんと懇談
続いて、出雲市佐田町にある伊藤牧場と牧場のパン屋さん「カウベル」を訪問し、経営に関わる皆さんと懇談しました。
伊藤牧場は160頭の乳牛で酪農経営を行っていらっしゃる農家です。
この牧場では平成18年に新たに「カウベル」というパン屋さんを立ち上げました。
「カウベル」のパンは佐田町産の米から作った米粉を原料としています。そのほか、伊藤牧場の牛乳や地元の農家が作る野菜、地元の名水も使い、地元産にこだわったパンを焼いていらっしゃいます。
(写真:伊藤学さんの案内で牛舎を視察する知事)
懇談では伊藤牧場代表の伊藤篤男さんから、地元の農産物を活かして活力ある地域づくりをするためにパンづくりを思いついたことや、今では多くの方がパンを求めて訪れてくれるようになったこと、その結果、新たな雇用が生まれたことなどをお聴きしました。
そのほか、食育にも積極的に取り組んでいらっしゃり、その中から将来の農業を担う子どもが出てくれることを期待していることなどをお話しくださいました。
また、篤男さんの息子の学さんからは乳牛の世話の様子、学さんの妻で「カウベル」の店長を務める恵美さんからはパン作りの様子など、それぞれが苦心されている点についてお話をお聴きしました。
(写真:懇談の様子)
知事は「自然があって、新鮮な食材があって、いい所ですね。多くの人が、観光地ではなくても、ここのような場所を楽しむ、そういう時代になりました。また、手間がかかっても良いものを求める人が増えています。そういう人達は、どこでも作れるものより、特色あるものに価値を認めています。そして、ここのような『ゆったりした空間』に行きたがっているのだと思います。」と述べ、佐田の地での生産と販売にこだわった伊藤牧場と「カウベル」の今後の取り組みに期待を寄せました。
(写真:「カウベル」の皆さんと)
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