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12月12日(金)、海士町の皆さんと懇談しました。

 海士町では、町を挙げての行財政改革を進める一方、新たな産業創出、未来を支える人づくりなどの施策を進めてきており、こういった積極的施策により、多くのIターン者が町に定住し、その取り組みは全国からも注目されています。

懇談の様子

 

 この日、隠岐島前高校の魅力化に携わる町教育委員会の関係者やIターン者の皆さんが県庁を訪れ、その取り組みなどについて知事と意見交換しました。

 隠岐島前高校は島前唯一の高校で、その生徒数は年々減少しています。海士町では、同校の魅力向上に向け、西ノ島町、知夫村とともにワーキンググループをつくり、活性化策を検討しています。

 2年前、町が実施した出前授業の講師として初めて島を訪れた岩本悠さんは、人づくりを通して地域づくりをしたいと、Iターンされました。現在、町教育委員会で、「人づくりプロデューサー」として島前高校の魅力化に携わっておられます。

皆さんと

 

 岩本さんは、「へき地でも思いを持って活動している人がいることに感動してIターンを決めました。進学、就職カリキュラムや、地域人材を育てるコースを整備するなど、島前高校を魅力ある学校にし、都会からも人が集まるようにしたい。」と熱く語られました。

 知事は、「隠岐は自然が豊かで、地域社会が残っています。その上教育が充実していれば、ますます魅力アップし、新たな展開がありそうですね。」と話し、皆さんの引き続きの取り組みに期待を寄せました。

(写真:左から、浜板健一さん(地域教育コーディネーター)、吉元操さん(海士町教育課長)、溝口知事、岩本悠さん(人づくりコーディネーター)、伊藤由紀子さん(Iターン者))


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