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11月17日、「おちらと村」を視察、干し柿を生産する方などと懇談

 知事は、最初に、東出雲町上意東にある介護予防拠点施設「おちらと村」を視察しました。

 ここは高齢者が生きがいを持っていつまでも元気で暮らすための拠点施設として、木工品の製作など行う「手作り館」、地元の食材を使った農産加工を行う「ふるさと味わい館」、栄養指導や機能回復トレーニングなど行う「ふれあい館」からなっています。

 知事はそれぞれの施設を回り、高齢者の皆さんがわきあいあいと活動をしておられる様子を視察しました。

 おちらと村にて

手作り館にて

 (左上写真:おちらと村の説明を受ける知事右上写真:村内の「手作り館」を視察する知事)

 

柿の皮剥作業を体験

 

 

 続いて同町畑地区を訪れ、干し柿の生産をしておられる様子を視察しました。

 この時期、干し柿作りの作業が最盛期を迎えており、各家の作業所の軒先にはオレンジ色のすだれ状に吊された柿が並ぶ美しい光景が広がっています。

 知事は生産者の方の作業場にお伺いし、皮剥ぎ作業を体験したり、乾燥させている様子を視察したりしました。

 

 

(左写真:柿の皮剥作業を体験する知事)

 

 

懇談会の様子

 この後、畑地区にお住まいの皆さんと懇談しました。

 懇談会に参加した干し柿生産者の方々は、退職されてから本格的に干し柿作りに取り組んでおられますが、「小さい頃から親が干し柿を作るのを見て育った。年とともに中心で作業をするようになった。」「結婚してから、作業に従事している。教えてもらいながらやってきた。」と、干し柿作りを家業として受け継いで来られた様子をお聞きしました。

 しかしながら、近年地区内も高齢化が進んでおり「若い人、一緒にやってくれる人が来てくれるような集落づくりが課題。」という意見もあり、後継者問題を抱えておられるようです。

 また、大阪からIターンしこの地区に定住しておられる川越さんは、、柿渋を使った染色などの創作活動などをしておられます。

 染め物の材料となるのは、摘果作業で捨てられる青い柿だそうですが、落ち着いた色合いのベストやのれん、バッグなどの素晴らしい作品に仕上げておられます。

 

(写真:懇談会の様子※男性が着ておられるのは柿渋染めのベストです)

参加された皆さんと

 畑地区で作られる干し柿の7割は山陽方面に出荷され、丸畑印のブランドで売り出されています。

 これからの取り組みとして、「若い人にも愛好される商品をつくる必要がある。報道関係者に来てもらったり、教育グリーンツーリズムで体験に来てもらったりして、若い人にもっと知ってもらいたい。」と、愛好者を広げることを目指しておられます。

 これに対し、知事は「天然のもの、安全・安心を求める方がおられる。こういった人を確保することが大切。少量販売をするなど、ニーズにあった工夫をされるといい。」と述べました。

 また、こうした生産活動について広くPRするために「著名人が誉めるとか、全国メディアに乗る工夫など、地域のことが分かるよう工夫していくことが大切。」とし、県としてもPRを支援していく考えを述べました。

 

(左写真:参加者の皆さんと)

 


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