島根県内１１農協のうち、９農協に「農協青年組織」があり、この県組織として「島根県農協青年組織協議会」が設立されています。

　県協議会では、意見交換会や研修会を開催するほか、消費者に対し農業に対する理解を求める運動などに取り組んでおられます。

この日、参加されたのは県協議会のメンバーで、２０代から４０代の方８名です。

　それぞれが取り組んでおられる農産物の紹介をしながら、「現在は景気が悪く、農産物が安値安定。原油高により、燃油・農業資材も高騰している。」「離農者の割合に比べ、農業の担い手になる人が少ない。」など日頃感じておられる課題について意見が出されました。

　また、一方では収量は少なくても「いいものを高く売る」ことを目指し、付加価値のある農産物作りに取り組んでおられる様子や、他の職業から農業参入された体験談なども話がありました。

これに対し知事は、県内で農業に工夫を凝らしておられる方の事例を示しながら、「農業を取り巻く課題はたくさんあります。国に対して言っていくことは言い、県としても、都会から農業をやりたい方を呼び込んだり、工夫を凝らして頑張っておられる農業者の事例を示したりすることに取り組んでいきたい。」と述べました。

（写真：懇談の様子）

（写真：持参された農産物を前に島根県農協青年組織協議会の皆さんと）