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5月9日地域の活性化に取り組む若者グループの皆さんと懇談しました。

 5月9日(金)、浜田市弥栄町で、農場、牧場を訪問したあと、地域の地域の活性化に取り組む若者グループの皆さんと懇談しました。

 

農事組合法人西の郷視察

視察の様子

 

 まずはじめに訪問したのは「農事組合法人西の郷」。

 当法人は平成18年3月に設立され、代表理事を含む常勤理事2名は30歳代と若く意欲的であり、浜田地域の集落型農業法人のモデルとして、また農業振興の牽引力として期待されています。

 

地域の皆さんと 

 代表理事の美浦さんから、人と環境にやさしい米作りを目指したエコロジー栽培、独自の有機肥料を用いた有機栽培を行っていること、今後、西の郷独自のブランドとして販売していくことなどについて説明いただくとともに、米価格の低下、燃料費高騰による厳しい経営状況についてご意見を伺いました。

 

 

佐々木牧場視察

 

視察の様子

 

 佐々木牧場では、いち早く放牧を取り入れた繁殖経営を行い、飼料自給率の向上や地域内の荒廃地の防止を図るため、耕作放棄地等を積極的に借り受け、飼料生産を行っておられます。

牛舎の様子

 

両親から経営分離した佐々木祥二さんは、大学を卒業後に研修した、放牧を主体とした農家の経営に影響を受けました。

今後、飼養規模を拡大し、全国市場平均価格以上で売れるような子牛を生産することを目標としておられます。

佐々木牧場の皆さんと

 

(写真)佐々木牧場の皆さんと

 

 

どこでもふれあい懇談会(場所:田舎カフェ&キッチン陽気な狩人)

 

弥栄地域の活性化に向け様々な活動に取り組んでいる若者グループの皆さんから、活動の状況、地域に対する想いなどを伺いました。

懇談の様子

 

懇談会では、「弥栄には日本の原風景が広がっており、住宅も安く住みやすい環境。」「人の良さ、豊かな自然と食、伝統がある。それらは心の豊かさにつながる。」など、地域の魅力について話されるとともに、「高齢化や農業の担い手不足が深刻。」「独身者が多い。」など地域を取り巻く課題について話されました。

懇談の様子

 

さらに、「地域の伝統などを高齢者から学び、子に伝えていき、子供たちが弥栄に住み続ける地域をつくりたい。」、「UIターン者や、農業研修生など、外から弥栄に来た人が、地元の人は気づかない"宝"に気づくことがある。外から来た人と地元の人が一緒に話し考えることが大切。」などの意見が出されました。

 そして、この懇談会を機会に自分たちの活動を再認識し、地域の活性化に向け今後いっそう活発に取り組んでいくという決意を述べられました。

若者グループの皆さんと

 

 知事は、「県内各地で、若い方々が地域を盛り立てるこういった新しい取り組みが増えてきています。若い方々の努力、また高齢者の協力で、さらに弥栄が住みやすいものとなり、若い人たちがやってくるといいですね。」とエールを送り、「このような活動は島根が元気になる大きな要素で、今後も支援していきたいと思います。」と述べました。

 

(写真)

若手グループの方々から知事に、お揃いのポロシャツをプレゼントされました。

公民館で

 

 このあと、公民館を訪問し、手芸に取り組んでおられる高齢者の方々を激励しました。

 

 

 

弥栄診療所視察

診療所にて

 

所長である阿部医師から、地域と一体となった医療の取り組みについてご説明いただくとともに、研修制度のあり方、病院の勤務医に対する支援など、今後の医療対策について貴重なご意見を伺いました。

 阿部医師は、島根医科大学卒業後、故郷の千葉県の病院に勤務した後、一時的に無医地区になった弥栄に12年前診療所長として着任されました。

住民一人一人の顔が見える医療の提供、病気の予防、福祉との連携、人材育成等に熱心に取り組み、また浜田市の診療所ネットワークを構築されるなど、地域医療に貢献しておられます。

 

 


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