3月11日ヒカワ精工(株)を訪問し、製造業の現場を視察しました。
3月11日(水)、簸川郡斐川町にあるヒカワ精工(株)を訪問し、自動車部品や工作機械などを製造されている様子を視察しました。
視察に先立って、同社代表取締役会長錦織隆氏、代表取締役社長北田照雄氏から会社概要について説明を受けました。
世界的な経済不況の中、自動車業界も売上げが落ち込んでおり、自動車部品などを製造する同社も厳しい経営であるとの説明がありました。その中において、ホンダ社の環境対応車「インサイト」は発売以来好調に売上げを伸ばしており、そのエンジン部分に使用するバルブロッカーアーム(エンジンに混合気を入れたり、排気ガスを外に出すためバルブの開閉をカム形状に合わせて行う部品)などの自動車部品製造を集中的に行っているとのことでした。
(左写真:ヒカワ精工(株)の錦織会長の説明を受ける知事)
続いて、知事は企業立地促進助成などにより増築された工場内などを視察しました。
自動化された製造ラインでは、寸分の狂いも許されない精密穴加工技術により部品が製造されている様子を目の当たりにし、その技術の高さに驚いていました。この製造ラインに配置された工作機械も自社で製造されているそうです。
視察後、知事は「精密な機械を作る技術を集積しておられる様子を拝見し、島根にもいい工場があると感じました。安来市から出雲市にかけては、金属加工の産業が集積しており、この一帯の強みでもあります。県としては進出企業などに支援していき、産業の振興を図っていきたい。」と延べました。
(左写真:工場内でエンジン部品についての説明を受ける知事)
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