9月3日(水) 島根県農業法人協会の会員の方との懇談を行いました。
9月3日、知事は松江市内で島根県農業法人協会及びしまねアグリヤングクラブの会員の方21名と懇談を行いました。
島根県農業法人協会は、平成7年に県内で法人経営を行っておられる18法人が、農業に会社の経営理念を持つことを目的に設立されました。現在は31法人が加入し、情報交換や相互研鑽により農業のイメージアップや社会的地位向上に努めておられます。
また、40歳未満の若い農業経営者の方々18名は、しまねアグリヤングクラブを組織し、次世代を担う後継者としてお互いの連携強化や経営改善について情報交換など行っておられます。
意見交換では、畜産・水稲・養鶏・園芸の各分野ごとに、現在置かれている状況や取り組みについて率直な発言がありました。
【発言の主な内容】
・畜産部門 飼料確保が大きな問題点。転作田との耕畜連携を進めてほしい。
・水稲部門 農地の規模拡大を進める上で様々な制約がある。
・養鶏部門 飼料の高騰で、卵価格も上がっており、大手スーパーなどでは県外からの仕入れが増えている。
・園芸部門 マーケティング調査をしてからの、「売れる農産品」づくりをすべき。また、産学官が連携した、商品開発をするべき。
(左写真:意見交換会の様子)
その他にも、「農業の大切さを知ってもらえるように、子どもたちや県民の方が農業を体験する機会を設けるべき。」「商品開発をする上で、商工部門との連携が必要。」などの意見が出され、知事はひとつひとつの意見をじっくりと聴きました。
知事は、「農業を取り巻く現状は、担い手確保、燃料費高騰、販路拡大、中山間地の維持など様々あり、厳しい時代。農商工連携など取り組みを始めたものもあるが、さらに支援していきたい。」と、県として今後とも取り組みを強化していくことを述べました。
(左写真:意見交換会参加者の皆さんと)
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