8月8日「ふれあい農場」を視察し、懇談を行いました。
8月8日、知事は安来市西松井町にある「ふれあい農場」を視察しました。
この農場は、安来市老人クラブ連合会安来支部の会員の皆さんが経営する約8,000m2の農場で、桃を中心に、ぶどう、サクランボ、プルーンの栽培を行っています。
7月下旬から8月上旬にかけてのこの時期は、桃の収穫期を迎え、会員の皆さんも出荷作業に追われます。
知事は、永塚包夫(えいつかかねお)会長の案内で、桃の甘い香りが広がる農園内を見て回り、実際に収穫を体験しました。桃は大変デリケートな果実なので、もぎ取るときのコツなどの説明を受けながら、慎重に手に取りました。
(左写真:桃の収穫体験をする知事)
この後、農園内の休憩所で安来支部の会員の皆さんと懇談を行いました。
同支部では、平成3年から老人クラブ活動の充実と若手会員の増加、組織の拡大化を目指し、積極的な活動強化に取り組まれて来ました。
「ふれあい農園」の開設は平成8年で、桃の栽培の他にも、ぶどう、サクランボ、プルーンなど様々な果樹の栽培に取り組んでおられます。
永塚会長は、自ら作業計画を立て、会員の皆さんへ作業の指示をするなど、卓越したリーダーシップを発揮しておられます。
「4月の桃の花の開花以降、延べ600人の会員の方に作業をいただいてきました。すべてボランティアであり、活動は友情と生きがいづくりに貢献しています。」と、生産活動を行うことの意義を述べられました。
他の会員の皆さんも、会長さんの熱意に応じ大変意欲的に作業をしておられます。
生産活動の他にも、小学生を農場に招いて世代間交流を行うなど、地域社会に積極的に関わる幅広い活動をしておられます。
(左写真:懇談の様子)
また、会員の皆さんの中には、農家でない方も多くあり、「老人会に入会してから、初めて農作業など体験した。農家の方は、漬け物の作り方など、野菜を加工するのがとても上手で、いろいろ教えていただいている。」といった意見もありました。
活動による売上金は、安来支部の自主財源に繰り入れられており、全国的に見てもあまり例がないとのことです。
しかしながら、若手会員の入会が減少し、後継者が不足してくるという課題もあります。
知事は、今後の高齢者活動について、「高齢者が元気に活動されることは、地域が元気になる要素となります。新しく会員となっていただくためには、どうやって関心を持ってもらうかが鍵となりますね。」と述べました。
(左写真:会員の皆さんと)
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