知事は、松江市を中心に女性の社会参画を進める活動を行っておられる市民活動グループ「イーブン^２」（イーブン・イーブン）のメンバーの皆さんと知事室で懇談を行いました。

　「イーブン^２」は、平成１３年に松江市が実施した男女共同参画の市民講座のワークショップ参加メンバーが中心となって発足したグループです。

　松江市の男女共同参画計画の策定に関わった後も、女性の社会参画を進めるために自主的な活動を実施しておられ、また他の女性団体ともネットワークを持つなど幅広いフィールドで活躍をしておられます。

　懇談の中で、会員の皆さんからは「男女共同参画のための活動は、道路工事に例えると下地づくりのようなものです。女性にも住みやすい社会を作るため、様々なテーマを考えていきます。」と、グループの基本的な姿勢について説明がありました。

（左写真：懇談の様子）

　メンバーの皆さんは「子育てへの父親の参加」「女性の人権」「DV（ドメスティック・バイオレンス）」（※注）のほか、「環境問題」「安全なまちづくり」「不登校」などそれぞれが関わっておられる問題意識について、熱く語られました。

　知事は、海外赴任時代の「協同」せざるを得なかった生活体験に触れ、成熟しつつある日本社会における市民活動のあり方などについて考えを述べました。また、皆さんの熱心な問題提起に耳を傾け、「こうした課題には、多くの人が関わったり、社会的なチェックシステムができる必要がありますね。」と感想を述べました。

　※注）ドメスティック・バイオレンス

　配偶者やパートナーなど親密な関係にある人からふるわれる暴力