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4月25日

 

 隠岐の島町の図書館を訪問し、読み聞かせ活動など図書ボランティアの活動をなさっている皆さんと懇談しました。

 学校図書館の司書教諭の配置の重要性や、高齢者の図書館活用の大切さ、病院での展示ボランティア活動など様々な意見交換がなされました。

隠岐の島町立図書館

 出席者の方からは、図書館を拠点とした様々なボランティア活動について次のような紹介がありました。

・図書館ボランティアとして民話や消費者問題の紙芝居を老人福祉施設などで実施している。

・隠岐病院で展示のボランティアを行ったところ500名位集まった。

・学校を巡回して読み聞かせや図書整理のボランティア活動を実施している。

・図書館から本を一括して借り、施設で貸し出す出前図書館を展開している。

 また、活動を通じて感じている点について次のような発言がありました。

・本のみならずいろいろな情報を提供し、「生活に役立つ図書館」を目指している。

・高齢者の方は「テレビ」より唱歌や食事の分野などの「本」が入り易い。

・ボランティア活動で「活き活きとした地域づくり」を目指しているが、これらは「観光」にもつながるのではないか。

 

隠岐の島町立図書館

・司書の配置が1割に満たない状況に苦慮している。

・遠い人は図書館に来られないという現実がある。

・図書館にコーディネーターが必要

・離島という地理的ハンディの中、例えば県立美術館とのタイアップによる「移動展」などが実施で

 きないだろうか。

 これらに対して知事は、次のようにコメントをしました。

・子供たちの学力低下が叫ばれているが、読書は基礎である。県全体として取り組んでいきたい。

・見守り隊、防犯灯の設置、護岸の清掃、地域伝統の継承などボランティア、NPOの活動が多岐に

 わたっている。これらは島根が元気になる要素である。

・「官」「民」以外の「第3の分野」が広がっている。「もう一役運動」を展開してはどうかと思って

 いる。今日の皆さんの活動はこれのひとつだと思う。

・ご要望については、検討課題として考えたい。

 

 本日2ヵ所目となる懇談会は、中村地区「さざえ村」の海岸で開催しました。武良づくり企画実行委員会の皆さんは「コミュニティビジネスによる自立」をコンセプトに自立に向けた各種活動を展開されていますが、その活動が認められ、平成19年度の過疎地域自立活性化優良事例表彰において「全国過疎地域自立促進連盟会長賞」を受賞されています。

 

歓迎を受ける知事

 

出席者の方からそれぞれの活動の紹介や苦労話が紹介され、活発な意見交換がなされました。

(参加者からの主な発言)

・さざえ村は平成15年の漁協の合併で、利用されなくなった加工所・食堂を活用している。

・ポレポレ(スワヒリ語で「ゆっくり」という意味)文化村では若者を中心とした「市」の開催や無農薬での米作りに挑戦している。

・おふくろの里は主婦14名でスタート、高齢化が進展し今は7名だが活動の火を消さないようにがんばりたい。

・古民家「幸」を始めたのは合併後、役場出張所に地域振興課担当が配置されたのがきっかけ。その後島根県が推進している「田舎ツーリズム」への登録やふるさと島根定住財団の「チャレンジ事業」でも採択された。

・従来の自治会活動を「ポレポレ文化村」と連携して実施している。

 

 

懇談の様子

 

(知事からの主な発言)

・「収入がある」というのは、大切。休耕田を活用した多伎の「いちじく」はその一例。

・私たちの年代ではこういうゆったりとした環境が良いところに住むのに憧れる。また、若い人たちには土日に空き家を利用してもらうという方法もあると思う。

 

 

 

 

写真:中村地区「さざえ村」(海辺)での懇談の様子

 

 

参加者のみなさんと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:懇談に参加された皆さんと


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広聴広報課県民対話室

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