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11月11日(日)世界遺産登録で活気づく大田地域を訪問しました

世界遺産登録で活気づく大田市仁摩町、美郷町を訪問し、地域の方々のお話をお伺いしました。 

 

 

■山崎家を訪問

 

 碁聖 道策師の生家、大田市仁摩町の山崎家を訪ねました。道策は江戸時代の棋士で、第四世本因坊。史上最強の棋士として、道策を上げる人はきわめて多いといわれています。

 道策に関する文献に見入る知事

 

 当日は、道策が幼少のころ使った碁盤、碁石などを拝見させていただきました。

 知事は、同席いただいた大田市長に「道策が島根県の出身であることを知る人は少ないが、世界中の囲碁をたしなむ人が道策を知っています。囲碁を活用したまちづくりを検討してはどうですか。」と話しました。

 

 山崎家訪問を終えた知事は、「やなしお道」を視察するため、車で美郷町に向かいました。

 

 

 

 

 

 

写真:道策に関連する文献に見入る知事 

 山崎家ご夫人と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                                                            写真:左から知事、山崎惠美さん、竹腰創一 大田市長

 

 ■「やなしお道」を行く

 

    「やなしお道」は、江戸時代、初代銀山奉行 大久保長安により整備された街道で、大森から宿泊を重ね尾道へと銀を運んだ道です。また、毛利・尼子の石見銀山争奪戦の時、毛利氏は安芸(現 広島)から石見銀山への攻路としても利用しました。貴重な文化的遺産(文化庁「歴史の道百選」指定 1996年)です。

 

やなしお道をいく(1)

やなしお道をいく(2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                              写真:やなしお道を歩く知事

 

  ガイドの松本氏、林氏のご案内で銀を運んだ往時のことを想い浮かべながら、紅葉で色づく森の中(美郷町内)を1時間程歩きました。

街道の途中で、かいま見える三瓶山は絶景、ウオーキングが趣味の知事が思わず「こういう道を歩きたかった。石見銀山の歴史的価値を語るうえでも貴重な遺産です。」と絶賛。 是非、皆さんも一度おでかけください。

 

やなしお道(3)

 

写真:左から松本慎二さん、知事、林栄毅さん、沖野健美郷町長 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   また、道中の広場で、飛び入りで美郷町の特産品「山くじら料理」の差し入れがありました。差し入れていただいたのは、美郷町の「山くじら(イノシシ)加工グループ」の方々です。美郷町の雄大な自然の中で味わう料理はまた格別でした。知事は、「美味しいですね。地域の特産品を活かし、地域の活性化に取り組まれる姿は頭が下がる思いです。これからも頑張ってください。」と激励しました。

 

 やなしお道をいく(4) やまくじら料理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【本日のレシピ】

1.山くじらの味噌スープ(イノシシ肉の出汁にミンチ、地元の野菜を入れた味噌仕立てのスープ)

2.山くじら米のおにぎり(山くじら米は、地元のしゃくなげ営農組で生産した美味しいお米。山くじらに荒らされないよう手をかけて大切に育てたお米です。)

3.地元でとれた野菜の漬け物(大根、広島菜)

4.山くじらの佃煮

5.地元でつくったこんにゃくと山くじらの肉味噌

 

※ 「おおち山くじら」

「おおち山くじら」は美郷町の「おおち山くじら生産者組合」で処理された美郷町内産の天然イノシシ肉。捕獲から解体、加工まで肉の履歴管理がされています。美郷町の地域ブランドとして商標登録がされています。

 

■産業祭を視察

 

 続いて、美郷町役場周辺で行われている産業祭を視察しました。雨模様にも拘わらず多くの人手と出店で賑わう商店街。地域の方々の活力、熱気がひしひしと伝わってきました。

 

 産業祭(1) 産業祭(2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                              写真:美郷町の産業祭を視察する知事 

 

 

■美郷町の方々との懇談

 

  美郷町内の創菜料理「ゆるり」で、沖野健 美郷町長、吉田義雄 町議会議長、田邊哲也 教育長と美郷町の地域資源、魅力、活性化策などについて幅広く意見を交わしました。

  美郷町は、中国地方最大の河川である江の川が町を貫流し、両岸には中国山地の緑が連なり、古くは石見銀山街道の一部として栄え、江の川の恵みとともに発展してきました。現在も伝統文化や自然を多く継承している町です。

美郷町の歴史、自然そして文化に触れ、改めて地域のポテンシャルの高さを感じることができました。

 

 美郷町の方々と

   また、「ゆるり」は、ご主人の前田清美氏が、「自分の思い通りの料理を田舎の古民家でやりたい」との思いから県外の旅館をやめ、奥様ともに中国地方の古民家を探し開店されたお店です。山里で「四季を味わうこと」を何よりのご馳走とし、季節の山の幸、川の幸をふんだんに使いお客様をもてなしておられます。平成17年4月に県事業「しまね田舎ツーリズム」の宿泊・調理部会第1号認定を受け、近所の農家2件(民泊の提供)とともに「ゆるりの里」をスタート。地域の方々とともに、地域の活性化に取り組んでおられます。

 

知事は、「島根の魅力を、料理を通じて県外の皆様に情報発信してください。」と激励しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゆるりの経営者の方と

創菜料理 ゆるり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:左から知事、前田裕子さん(ゆるり経営者)、沖野健美郷町長  

 

この後、大田市の「あすてらす」で開催される「石見銀山遺跡 世界遺産登録記念式典」に出席するために、一路、大田市に向かいました。

 

 


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