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◆◆◆ 懇談会出席者の主な発言◆◆◆


◇宇津徹男浜田市長(大学支援協議会会長)

 [発言要旨]

・浜田市では、ワンコインバスの運行助成や留学生の支援事業など、学生が快適な学生生活を送るための環境整備などについて支援を行っている。就職の問題についても、今後も大学、経済界と連携しながら取り組んでいきたい。

・大学の催しなどに参加するメンバーは、市職員も含め、メンバーが固定化している状況である。以前はもっと市民にも活気があった。今後も石見地域の大学として発展するよう、大学、市民と一体となって取り組んでいきたい。

 

◇牛尾昭浜田市議会議長(大学を支える会副会長)

[発言要旨]

・商店街では、学生と市民の交流サロン「まちなかサロン」が月1回開かれている。また、平成15年には、成人式に山田洋次監督を招いて講演してもらったり、海づくり大会に学生が関わるなど、地域と一緒になった取り組みを行ってきた。大学がなければこういうことはできなかった。

・議会としては、大学の政策学会と共催で、北川正恭氏を迎え講演会を行った。江津市議会、浜田市議会等、約500人が参加した。また大学から複数の先生に来ていただき、条例提案に関する勉強会を行っている。

・全入時代を迎え、大学が元気に存続できることが必要。もっと市民へ晩学のススメをしていただきたい。

 

◇岩谷百合雄浜田商工会議所会頭(大学を支える会会長)

[発言要旨]

・就職については、地元での受け皿という点で、十分でないのが残念。ただ、地元にもいい企業があるところを見てほしい。自分の目で地元企業もしっかりと見てしっかり交流し、社長にでもなろうか、という学生が出るといい。実践のために、チャレンジショップをするなど、商工会議所としてできることをしてみたい。

・貿易や観光についての講座を設けるなど、大学と民間とがもっと連携し、提言できることが何かあるのではないかと考える。

 

◇魁生由美子准教授(島根県立大学)

[発言要旨]

・全国各地から、また中国、韓国、ロシアから学生が来ており、浜田が大きな交流の拠点となっている。

・また、地域に学生が出て行くとき、地元の人のホスピタリティーに助けられている。ネットワークの少ないところで育ち、自分から殻を割りにくい学生たちが、「地元の教育力」に助けられている。

・大学では、公開講座や出前講座など行っている。市民の方々の、「学びたい」という思いをひしひし感じる。今後、市民の方々の要望なども聞きたい。

 

◇福井翼氏(島根県立大学4年)

[発言要旨]

・愛媛県出身。島根県が好きなので、島根に残って働きたいと思っていたが、東京に就職することになった。せっかく大学があるのに、多くの学生が県外に流出してしまうのは残念。このことについては、学生もしっかり考えていきたいと思う。

・自分が東京に行くのは、勉強、経験を積むため。勉強して島根に帰ってきたいと思っている。そのときに、今のように自然の残った島根であってほしい。大きな建物を建てたりするのではなく、若者が魅力を感じるよう、スパイスの効いた何かがあって欲しい。

 

◇岩波孝美氏(島根県立大学2年)

[発言要旨]

・愛媛県出身。

・大学祭の実行委員会会長を務めた。「コラボレーション」をテーマに、地域とのつながりを大切にしようという思いで開催した。物産展や神楽など、地域の皆さんに温かく協力していただいた。企業にも協力していただき、地域と大学とのつながりを実感した。

・企業に協力していただいたり、私たちも地域のイベントに参加するなどしている。持ちつ持たれつの関係が大事だと思う。

 

◇吉田友香氏(NPO法人わきあいあい代表)

[発言要旨]

・益田市出身。県立大学を卒業し、浜田で就職。NPO法人で環境保全等の活動を行っている。

・大学時代は、部活動等を通して地域の人と交流し充実していた。今の学生も、地域の人と交流し、大学と地域を結ぶ役割をしてくれていると思う。

・卒業生に関して言うと、ほとんどの同期生は県外や地元へ帰っていった。浜田で就職することは難しいのが現状で、残念なこと。今は外へ出ても、いつかは帰ってきてくれるように、私自身がこの地で頑張っていようと思う。

・せっかくの機会なので、浜田市立図書館の充実についてお願いしたい。大学のあるまちとして、図書館を整備し、文化レベルを向上させていただきたい。

・NPO法人に限らず、市民活動の輪は拡がっている。浜田は自然豊かなで、大学での授業だけでなく、外へ出てフィールドワークしやすいところだと思う。都会の大学では学ぶことのできない、田舎の学校ならではのこと。この活動を広げていき、学生と協力して地域を盛り立てていきたい。

 

◇知事

[発言要旨]

・私もUターン組で、長く東京にいたが、島根は自然豊かで住みやすいところ。産業振興や企業誘致による雇用の場の創出、あるいは県外在住者へUターンを呼びかける手紙を送ったりと、様々に取り組んでいる

・県外就職を選択された場合でも、それぞれのところで経験を積み、青春を過ごした島根で起業することもできる。

・卒業後この地にとどまる人もおられるだろうし、人材を都会へ輩出する場合もある。浜田、島根のことをよく知っておられる人が各地で活躍されることが、交流の促進につながる。

・中山間地域の問題などに、県立大学の先生方、学生が参加されて研究されるのは、地域への貢献という観点からふさわしい研究。共同研究が大いに活用できるようにしたい。

 


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