6月24日ミュージカル"あいと地球と競売人"の出演者の方々と懇談
6月24日(日)知事はミュージカル"あいと地球と競売人"の練習を見学し、出演者の方々と懇談会を行いました。
この日は朝から荒れ模様、土砂降りの雨の中、知事は車で島根県民会館に到着しました。
早速、文化振興財団の方のご案内で、初めての東京公演(8月21日、22日東京都渋谷区青山劇場)に向け猛練習中の出演者の方々のダンスと歌を見学させていただきました。
大人(70人)のエネルギッシュな踊り、子ども達(50人)のきびきびとした動きと明るい歌声に感動し、時のたつのも忘れ、しばし練習に見入りました。
子ども達の練習がひととおり終了した後、引き続き同じ場所で出演者全員(120人)と知事との懇談会がスタートしました。
写真:リハーサルを見学する知事(右)
最初に、知事が「5月の連休明けから、週末欠かさずに練習されているそうですね。大人の皆さんの情熱的で激しい踊りと、子ども達のはつらつとした練習の様子に感動しました。島根が誇るこの素晴らしいミュージカルを、皆さんの後の世代にまで伝えください。私も東京公演を見に行きます。」と出演者の方々を激励しました。
その後、子ども達を中心に、「ミュージカルに参加したきっかけは」「役づくりで苦労したところは」「将来の夢は」と知事が話しかけ、「お母さんに勧められて」「笑顔をつくるのが大変です」と子ども達が答えるかたちで、懇談会が進行していきました。
最初は、緊張していた子ども達も、会話が進むにつれ、だんだんリラックスしていきました。
そして、知事と子ども達との軽妙なやり取りに、会場は何度も笑い声に包まれました。
このミュージカルの原作者である坪田愛華さんの同級生、周藤亮(すとうりょう/27歳)さんも捜査官役として出演されています。
写真:「参加のきっかけは、将来の夢は」と知事に話しかけら
れる西谷萌(にしたにめぐみ)さん(左)
「"地球の秘密"を読みました。小学6年生が書いた作品とはとても思えません。地球のこと、環境のことをよく勉強していますね。愛華さんはどのようなお子さんでしたか。」と知事が尋ねました。
周藤さんは、「つぼち(愛華さんのニックネーム)は、すごく頭が良く、大きな声で笑う元気な子どもでした。テーマを決めて、ストーリーもののマンガをよく書いていました。」と懐かしそうに、愛華さんとの思い出を話されました。
他の出演者の方々の多くも、おそらく初めて愛華さんの当時の様子を聞かれたのでしょう。会場が一瞬静まり、全員が周藤さんの話に聞き入りました。
最後に、"あいちゃん役"の前島歩乃果(まえじまほのか)さんが出演者を代表して、「このミュージカルの素晴らしさ、坪田愛華さんの環境を大切にする想いを全国に伝えてきます。」と知事に決意を伝えました。
知事は「頑張ってください。期待しています。東京でお会いしましょう。」と答え、拍手と歓声の中、会場を後にしました。
写真:知事に公演に臨む決意を伝える前島歩乃果さん(右)
【ミュージカル「あいと地球と競売人」〜地球の大切さを伝えた一人の少女の真実の物語〜】
主人公あいちゃんのモデルとなった坪田愛華さん(当時/島根県斐川町立西野小学校6年)は、環境について考える宿題を、得意のマンガで表現し、2カ月がかりで描きあげますが、その数時間後、突然脳内出血で倒れ、1991年12月27日、12歳で短い生涯を閉じました。ご両親がこのマンガ「地球の秘密」を先生や友達に配ったところ多くの共感を呼び、その後、世界各国で翻訳され、80カ国以上の国で読まれています。
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