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平成19年5月25日(金)いちじく生産者の方々と懇談しました。

 5月25日(金)、溝口知事就任後初の「気軽に知事とミーティング」を行い、県が集中的に支援を行っているブランド化重点5産品のひとつである「多伎いちじく」の生産者組織の方と、農業や地域振興などについて懇談しました。

受賞報告

 

 この日知事室を訪れたのは、「いずも農業協同組合多伎いちじく生産部会」の部会長山本和男氏と、同組合多伎中央ブロック長兼多伎支店長の布野光男氏。

 21世紀農業にふさわしい先進的かつ優れた農業経営を実践していることが評価され、平成19年度農政功績者表彰(中国四国農政局長表彰)を受賞されました。

 同部会は、いちじく産地の育成のため、生産技術の向上対策から販売対策まで一貫した農業経営を目指す先駆的な活動を行うとともに、首都圏に向けたブランド化と販路拡大の取り組みを進め、さらに加工品の販路を海外に拡大するなど、地域農業の振興に大きく貢献されています。

記念撮影 

左から、山本和男氏、溝口知事、布野光男氏

懇談の様子 

 受賞報告の後、知事は、山本氏、布野氏と昼食をとりながら懇談しました。

 まず、当組合が生産加工した「いちじくゼリー」を味わい、知事は「甘さ控えめでさっぱりしていますね。最近は健康志向になっているし、高齢者の方などにも、甘みを抑えたものが好まれるでしょう。」と話しました。

 知事から「肉体労働で大変でしょう。ご高齢の生産者もおられますか。」と尋ねられた山本氏は、「80歳代もいますが、健康な人が多いです。規模を拡大するグループもいれば、小規模で楽しみながら生産している農家もあるなど、高齢者も若い人も、それぞれ自分に合った働き方ができます。集荷の作業には、仲間と話すのが楽しみで、朝早くから皆さん集まって来るんです。」と、いちじく生産に携わる105戸の農家の人々がいきいきと働く様子を話されました。

 知事は、「高齢者の方々の健康対策にもなっているのですね。農業は、自然の中で収穫の楽しみがあり、老後の励みにもなる。また、仲間との情報交換もでき、地域全体が活性化されていますね。」と、地域の活性化につながっている当組合の取り組みを評価しました。

 また、「地域の皆さんが、どういうことを考え、何を問題としておられるかを伺うことができる。新しい知識が得られ、行政にも役立つ。」と、地域で先進的な取り組みを実際におこなっている方々との懇談を今後も積極的に行っていくと意欲を語りました。

 山本氏は、「県政を行う上では、地域の声を聴くことが大事。大変だとは思うが、知事にはこれからもできるだけ多く人の声を聞いていただきたい。」と、期待を述べられました。

 


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