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平成19年5月20日(日)  しまね海洋館アクアスを訪問しました。

 5月20日(日)、知事は、浜田市で開催されたライオンズクラブ総会に出席した後、石見海浜公園の中にある「しまね海洋館アクアス」を訪問し、若手職員と意見交換しました。

 アクアスのバックグラウンドになるシロイルカの飼育プールでは、大辻展示課長から現在の飼育状況について説明を受けました。

 

大辻展示課長から館内説明

館内説明

懇談の様子

 

 たくさんの家族連れでにぎわう館内、話題のシロイルカ・パフォーマンスも満杯。知事は、多くの来館者と一緒にシロイルカの「幸せのバブルリング」や、今年建設予定のペンギン舎予定地を見て館内を一回りした後、アクアスの20代、30代の若手職員5名と懇談しました。

 まず、知事は、初めて訪れたアクアスについて、「公園と水族館が一体となった素晴らしい環境にある施設。これなら来訪した方に素晴らしい日本海や自然、生き物と接する貴重な体験を提供できる。」と感想を述べました。

 東京都出身の平野大介さん、静岡県出身の伏見純さんは、いずれも開館前から勤め、もう9年目。それぞれ結婚し子どももでき、すっかり石見の生活に馴染んでいます。伏見さんは、「浜田、江津は子育てサポートが充実しており、子育ては安心してできる。ただ夫婦が風邪をひいたときなどの、一時保育を充実してほしい。」、 平野さんは、「東京へ帰省する際、出雲空港を利用しているが、9号線が片側一車線で時間がかかる。せめて2車線に改良して欲しい」と要望。

  兵庫県尼崎市出身の藤田剛志さんは、今年で7年目。サメ等を定置網で捕獲するなど、自ら水族館の魚の確保に夢中の日々。過去に経験した阪神淡路大地震のことを思うと「東西に細長い島根県で地震があった場合、飲料水等のライフラインの確保ができるか心配」と、防災対策の充実を求めました。

 また、福岡県出身の森陽子さんは、やはり海獣の飼育担当として充実した日々を過ごしています。福岡に帰省する際、浜田道、中国道利用ではなく、9号線を津和野経由で利用するとのことで、「高速料金が高く、利用しにくい」と話しました。

 島根県大田市出身の知野見至範さんからは「3年前から指定管理者制度になり、職員の身分が不安定になった。職員は、将来アクアスはどうなるか不安に感じている。知事が、アクアスをどうしたいというお考えをお持ちなら教えて欲しい。」と質問。これに対して知事は、「県内各地域にほどよく施設が整備されているという印象。これらの施設がいかに県民の方々に利用してもらえるかが大切と思う。職員の皆さんが創意工夫してたくさんの方に来てもらえるようにしてもらいたい。特にアクアスは県内唯一の水族館であり、子どもたちが魚や動物に触れて自然に関心をもつチャンスを提供するところ。子どもたちに自然体験をさせる機会ができるよう工夫して欲しい。」と期待を述べました。

 アクアスは、平成12年の開館初年度には135万人の来場者数を記録したものの、その後減少傾向にあり平成17年度には38万人にまで落ち込んでいました。その後、シロイルカの「幸せのバブルリング」などの創意工夫により来館者は増え、昨年18年度は43万人まで盛り返しました。今年度は人気のペンギン舎を建設する予定であり、内容を充実する一方で、職員の創意工夫により、県民から親しまれ、多くの来訪者に満足される水族館になることが期待されています。

 

記念撮影

 

 

左から 知野見至範さん、平野大介さん、大辻展示課長、溝口知事、相阪経営課長、森陽子さん、伏見純さん、藤田剛志さん


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