生徒の自習場所確保を
【提案No.A2018-00258】1月21日受付
先日、子どもを連れて県立図書館へ行った。ふと、学習室を覗いたところ、中が仕切られているのに気がついた。私が中高生の頃は自習するため図書館によく通ったものだが、その頃の半分くらいになっている。非常に狭く感じた。
松江市立図書館も同様に学習スペースが限られているようで、自習場所を確保できない生徒が多くいると聞く。
これは今に始まった事ではなく、私の中高生時代も夏休みや試験前の週末は図書館の学習室は満席で座れないことが多く、途方に暮れた覚えがある。
日本では、「学校は授業を受ける場所、自習は自宅で。」として、授業が終われば学校から追い出されてしまうが、自宅で集中して学習できる生徒がどれだけいるだろうか。
日本の行政は今までこの問題を放置してきたのではないか。少なくとも図書館を見る限り、昔に比べても学習スペース提供に冷たくなっている。日本の子供の学力低下が叫ばれて久しいが、生徒の自習場所にも積極的に関与する他国の教育行政との違いを感じる。
そこで、島根県教育委員会に「生徒の自習場所確保を県の施策に」することをお願いしたい。生徒の学力向上に必ずつながるはずだ。自習場所確保に困っている生徒を見放さないでほしい。
【回答】3月14日回答
県立高校では、授業日の放課後に図書室や教室を開放し自習場所として提供しています。また、夏休みなど長期休業中も図書室を開けており、在校生は自習場所として活用することができます。
県立図書館では、開館当初は学習室に100席を超える席を用意していましたが、蔵書冊数の増加に伴い、新館の増築による書庫の整備、ロビー等への配架、学習室の縮小等により、その保管場所を確保してきました。
現在の蔵書冊数は約87万冊ですが、今後も蔵書冊数が毎年1万5千冊程度増加する見込みですので、学習スペースを拡充することは困難な状況です。
いただいたご意見は、今後の参考とさせていただきます。
(教育庁教育指導課、社会教育課)
【提案No.A2018-00278】3月22日受付
松江市内の図書館が自習場所として利用できず、喫茶店などで勉強している学生を見かける。
20年前から放置されている問題で、一つの案として、松江スティック、くにびきメッセ、いきいきプラザを学生が集まる夕方、土日、春休み、夏休み、冬休みなどに自習室として開けてくれると助かります。
【回答】4月8日回答
くにびきメッセの利用に関するご提案をいただき、ありがとうございます。
島根県立産業交流会館(通称:くにびきメッセ)は、展示会、見本市、大会、学会、会議等多目的な催しが開催できる総合コンベンション施設です。「人」、「もの」及び「情報」を本県へ引き寄せ、新しい交流の場を創り出すための交流拠点で、県内産業の振興と国際交流の促進により地域の活性化を図る目的として設置されました。
当会館では、上記の目的に沿って、展示会場・各種会議施設等の貸し出しを行っており、ご提案いただきました生徒の自習場所として開放することは困難ですので、ご理解をいただきますようお願いします。
※コンベンションとは・・・大きな会議、国際会議
(商工労働部商工政策課)
いきいきプラザ島根の利用に関するご提案をいただき、ありがとうございます。
島根県立東部総合福祉センター(通称:いきいきプラザ島根)は、高齢者、母子家庭の母及び児童、父子家庭の父及び児童、寡婦、障がい者その他の県民に対して、福祉に関する相談、援助、情報の提供及び研修を行うことにより、県民が心豊かに健やかに暮らせる福祉社会の実現を図ることを目的として設置された施設です。
当センターでは、上記の目的に沿って、研修室等の貸し出しを行っており、ご提案いただきました生徒の自習場所として開放することは難しい状況にありますので、ご理解をいただきますようお願いします。
(健康福祉部健康福祉総務課)
<松江市からの回答>
市民活動センター(スティック)では、既に1~2階の共用スペースを開放しており、他の使用者に迷惑にならない状況であれば自習場所として認めています。共用スペース以外の貸室は使用料を払って貸し出す施設ですので、自習場所として開放することは困難な状況です。施設の有効活用については、令和2年4月予定の指定管理者制度導入にあわせ検討してまいります。
(市民活動センターTEL:0852-32-0892)
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