静岡以東の県人会のうち、神奈川県厚木市で活動する県人会についてご紹介します。

• 厚木市は神奈川県と山梨県にまたがる丹沢山系の東山麓に位置し、相模川、中津川、小鮎川の三川が流れる清らかな水と緑に恵まれた美しい街です。昭和の高度成長期に内陸工業団地ができ、いろいろな工場が誘致されたため、全国から人々が集まって来ました。そこで当時の厚木市長は各県出身者の憩いの場として各県人会を立ち上げ支援し新しい街づくりを始めました。島根県人会はこのような背景から１９８６年に発足致しました。
• 神奈川県厚木市島根県人会は、島根県出身者で厚木市並びに近隣地区の在住者及び縁故者により構成され、会員相互の親睦、交流を図ると共に、厚木の街づくりに寄与することを目的としております。
• 現在の会員数は約４０名で、新春の集い及び年次総会を定例で開催しています。会場は安来市広瀬町出身の女将（島根県・遣島使）が経営されている厚木市飯山温泉のアツギ・ミュージアムを定宿としています。過去には澄田元知事や岩国哲人先生（元衆議院議員）にもご光臨賜りお話を戴いたこともございます。他に行楽シーズンにはバス旅行等も行っています。会での会話は和気合いあい出雲弁、石見弁が標準語で通じます。
• また、各県県人会を横断的に束ねる厚木市全国県人会連合会は市の行政と連携・協力し、各種年中イベントを行っています。神奈川フードバトルinあつぎ、チャリティ県人会、あつぎ鮎祭り花火大会、あつぎ国際大道芸協賛物産展、ふるさと芸能発表会などがあります。昨年のふるさと芸能発表会では、石見神楽東京社中の皆さんにより八調子の『大蛇』を舞って頂きました。会場が割れんばかりの拍手喝采の好評でした。

　２０１２年７月、柳楽前会長の後を受け８代目の会長に就任いたしました。

　この県人会は、仕事や結婚の為に遠く故郷を離れて生活するようになった人達がお互いに共通の出生地島根県に繋がる話題を共有し、語り合い、憩い、癒し、励まし合う場であります。そのため気の置けない雰囲気で気軽に参加でき、話し合え、参加すると何となく気が晴れるようなアットホームな気分になることが一番です。現在の活動状況ではまだまだ不十分ではありますが、少しでもこのような姿に近づくよう努力して行きたいと思っています。

　発足当時はまだお勤め現役の方が殆どだったようですが、今は大半が退職された方となり、ご多聞に漏れず会員の高齢化や新規加入者が少ない事などが悩みです。

　この厚木市は、東京都心から快速電車で５０分程度、横浜、小田原へも４０分程度で行ける自然が豊富なベッドタウンです。又、羽田・成田へは定時バスもでています。人事異動や就職でこちらに来られた方、また、これから此方に住まわれる方など多数いらっしゃると思います。その際は是非この厚木市島根県人会にお声掛け下さいませ。

　ご連絡をお待ちしております。

　（連絡先：厚木市飯山１００６、『アツギ・ミュージアム』、ＴＥＬ：０４６-２４１-４０１８）

活動の様子

　H元年12月厚木市長を交え餅つき大会

H17年4月当時の澄田知事を迎えご講話を頂く

　（島根県出身力士が参加）

　H24年10月蓼科へバス旅行

H24年11月石見神楽『大蛇』

　（ふるさと芸能発表会、於）厚木市文化会館）

　H25年2月新春の集い（アツギ・ミュージアム）