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研究成果「県産スギ製材を利用したトラス梁」が建築物に応用されました

令和3年3月26日(金)晴れ

 

 

 研究成果「県産スギ製材品を利用した平行弦トラス梁の製造技術」が応用され,長さ6mのトラス梁が美郷町内の小さな拠点施設(交流サロン併用事務所)に利用されました。

 

 県産スギ材で住宅用の梁と柱を利用して,住宅よりも広い室内を有する建物に利用できるトラス梁の開発に取り組んできました。研究では製材品の強度選別や加工方法の検討,トラス梁の曲げ試験を行ってきました。

写真:島根県産スギ梁材の打撃音を解析して,その強度を測定しました。写真:中山間地域研究センターで長さ6mのトラス梁を製造して曲げ試験を行いました。

スギ製材品の強度による選別|トラス梁の曲げ試験

 

 

 県内の建築士の方がこの研究成果を応用され,美郷町内の施設(延べ床面積180m2,平屋建て)が建築されました。

 スギ製材品は地元の製材所から調達され加工されています。長さ6mのトラス梁は屋根を支える梁として利用されており,交流スペースではトラス梁が現しとなっているのが特徴です。

写真:施設内の交流スペースで見えるトラス梁です。写真:美郷町内で建築された小さな拠点施設での建て方中の様子です。

美郷町内施設の建て方の様子|施設内交流スペースのトラス梁

(写真提供:有限会社ライプ吉岡和幸建築設計吉岡和幸一級建築士)

 

 

 研究成果の詳細等は,後日,木材利用科のページで紹介します。

 

 

 木材利用科

 

 

 

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