「紅葉の大万木山トレッキング」を開催しました
10月18日(土)第8回目のふれあい講座「紅葉の大万木山トレッキング」を開催し、21名のご参加がありました。
大万木山(標高1,218m)は島根県と広島県との県境に位置し、美しいブナ林と5月に花が咲くサンカヨウ自生地で知られる山です。
今回の講座では、「飯南町森の案内人」の大谷さんにガイドをしていただき、秋の大万木山をぐるっと1周歩きました。
自然が大好き、山が大好き、人を案内することも大好きという大谷さん。
この日は終わりの方で本降りの雨に遭いアンケートを回収できませんでしたが、登山道でみかける野草や木の実、きのこについて、笑いも交えながらたくさんのお話をしていただきました。写真とあわせて当日の様子をご紹介します。
木の実やきのこのお話を聞きながら
登山道では木々の葉もまだ緑で、今年も色づきは遅そうです。足元には秋の花が咲いていました。
秋の野草、秋丁子(アキチョウジ)
灯芯に使われたキブシ
緑色の実がぶらさがる「キブシ」は、枝の真ん中にある髄を、明かりを灯す芯に使われたそうです。
頭上から降ってきた「ケンポナシ」
梨のような味がするのは、先端についている丸い果実ではなく、柄の膨らんだところだそうです。
中腹のつづら折で見かけたナラタケ
緩やかな尾根のブナ林
この日は雨を覚悟していたのですが、時折日が差す場面もあり、お天気が持つかな?!と話しながら歩きました。
ブナ林の色づきはまだで残念でしたが、雨が降る前に、拾った落葉を山頂で並べてみました。
山頂タコブナ
昼食後、山頂タコブナに寄りました。山頂広場から2分のところにある、大きな木です。
この頃には空が暗くなってきて、リュックを背負っていないと寒かったです!
皆さんが撮影されていたヌメリツバタケ
大きく枝分かれした部分に、枯木に生えるツキヨタケがぶらさがっていて、弱ってきているのだろうかと思いました。
山頂広場まわりでは、サワフタギの青い実をたくさん見かけました。
13時過ぎにはポツポツと雨が落ち始め、渓谷コースを下山しました。駐車場まであと10分のところで、予報どおり雨が急に強くなりました。
終わりのあいさつも聞き取りにくいほどの雨音で、慌ただしい解散になりましたが、たくさんのお話をしてくださった大谷さん、雨の中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
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