2月15日「スノーシューで雪の森を楽しむ」を開催しました
令和7年2月18日(火)
暖かかった1月の大寒から一変して、2月は強烈な寒波で県民の森も1m超えの積雪となりました。
今日は朝から雪が降り続いています。今週の寒波も長く続きそうで、影響が心配されます。
さて、この寒波の合間、穏やかな天候となった2月15日(土)に、第11回目のふれあい講座「スノーシューで雪の森を楽しむ」を開催しました。
大雪の影響で1週間延期しての開催となりました。
当日は風もなく晴れ間も見え、ゆったりと2時間半のコースを歩くことができました。
目的地の標高773.7mの地点からは青空と美しい眺めを楽しむことができました。
目的地の標高773.7m地点からの眺め。正面に県有林、左奥には琴引山が見えます。
林道20分、木地屋Aルート20分を歩いて、指谷山裾の稜線へ
県民の森木工室に集合し、最初にスノーシューの履き方とコースの説明を行いました。スノーシューを使うと、雪の上でも沈みこまずに歩くことができます。
コース説明の図
目的地は、稜線沿いにある標高773.7mのピークです。木工室周辺が標高557mで、216m登ることになります。
ちなみに中山間地域研究センター前が標高442m。センターから県民の森まで車で約15分で、いつも町道をゆったりと上っていく感じはありますが、県民の森と標高が100m違うことに驚きます。
目的地からは稜線を引き返し、作業道を通り100年杉林へ下りてくる、約4キロのコースです。
もりのすとキャンプ場の間にある、林道からスタートしました(10時15分出発)
朝の気温は氷点下で、雪も固くて歩きやすかったです。
林道を20分程歩くと、木橋を渡って指谷山への登山道「木地屋Aルート」に入ります。
登山道に入るとつづら折れの上りに変わり、だんだんと高度が上がっていくのがわかります。
つづら折れを上り切ったところで稜線に出ました。ここから広葉樹の森に変わり、ブナも少しずつみられるようになります。
目的地までは稜線沿いを登っていきます。距離にして300m、15分位ですが、勾配が急になるのがわかります。
目的地の773.7m地点からの眺め
出発から1時間、目的地に辿り着きました。青空と美しい景色が広がり感嘆の声が上がりました。
下見時は吹雪で長居できなかったのですが、この日は無風で、景色を楽しみゆったりとした時間を過ごすことができました。
スタッフのおやつ、アメリカンドッグ(この日2本目)
「THE・県有林」の眺めをバックに撮影いたしました。
下りは作業道を通り、主伐エリアを眺めながら100年杉林へ
11時30分に下り始めました。登ってきた稜線を引き返します。
この時間になると気温も上がってきて、雪も少し緩んでいました。
作業道を歩いて、先ほどまでいた主伐エリアが向かい側にみえる地点まで来ました。
この後、造林地の中を下っていきますので、最後の眺めを楽しみます。
直径が60センチ前後の100年杉林を通過します。
12時30分に「もりのす」の前へ到着しました。
午後はスウェーデントーチお披露目と簡単おやつ体験
昼食後、スウェーデントーチで楽しむ焚き火と簡単おやつ作りを体験していただきました。これは来年度の講座企画で考えているもので、試作したトーチに点火もしました。
簡単おやつ1:空き缶で作るポップコーン
最初に体験いただいたのは、「空き缶で作るポップコーン」です。
本当はトーチの火で作りたく考えていましたが、トーチの火の安定感や火力の弱さで、うまく豆がはじけませんでしたので、カセットコンロを使用しました。
空き缶にポップコーンの豆と、お好みでバターや塩、シュガー等を入れて、時々振りながら加熱します。
4~5分後、缶の中でぽんぽん弾ける音が聞こえてきて、音がしなくなると出来上がりです!
何回作っても、缶切りでふたを開ける瞬間は、「わ~!」とはしゃいでしまいます。
画像は、バターと塩の組み合わせで、バターが効いていてとても美味しかったです。
こちらはバターとカレー粉の組み合わせです。
最初に入れる、調味料の分量のコツがスタッフもまだつかめておらず、時々失敗しながらも、ほろ苦や甘い香り(?)のするポップコーンが色々出来ました。
簡単おやつ2:スウェーデントーチと焼きマシュマロ
来年度のイベントカレンダー用にスタッフが試作したヒノキのスウェーデントーチ
ヒノキはほんわりと炎を楽しむ火になるとのことで、この日は、スギの丸太で作ったミニトーチに点火し、竹串で焼きマシュマロを楽しみました。
炎が時折大きくなり、マシュマロがあっという間に焦げてしまうこともありましたが、皆でたくさんマシュマロを焼いて美味しくいただきました。
焼きマシュマロはコーヒーにとても合うので、何個も食べてしまいました。最後にほっと温まるひと時でした。
スウェーデントーチ作りは10月に企画しています。3月下旬にはイベントカレンダーを配布しますので、お楽しみに!
講座アンケートにお寄せいただいた感想をご紹介します
- 初めての体験でしたが、冬山も綺麗だなと思いました。普段できない経験ができて楽しかったです。個人ではなかなか行けないので、これからもぜひ企画してください。
- 雪の中、登山をしたのが初めてだったので、とても新鮮な経験でした。山頂から見た景色、スノーシューで歩いた感触、一生の思い出になりました。ポップコーン、マシュマロ作りも盛りあがり楽しかったです。ありがとうございました!!
- 雪の中をスノーシューで歩いて、最高の景色を見ることができとても良い時間でした。スノーシューもとても歩きやすかったです。その後、ポップコーン作り、焼きマシュマロと皆さんでワイワイ話しながら手作りのお菓子を食べ、楽しかったです。忘れられない1日となりました。ありがとうございました。
- 真っ白な雪の中を歩くのは、とても幻想的で楽しかったです。頑張って登った頂上がとても綺麗で、頑張って良かったと思いました。ポップコーンや焼きマシュマロ作り、とても楽しかったです。皆さんとても面白く、明るく、最高でした。ありがとうございました。
- 冬の自然を満喫した1日でした。イベント盛り沢山で本当に贅沢な時間となりました。
- すごく楽しかったです。山も、ポップコーン、マシュマロもとても良かったです。また参加させてください。
県有林管理スタッフ
|前回のコラム|
お問い合わせ先
中山間地域研究センター
島根県中山間地域研究センター 〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207 TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758 Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp